写真：Impress Watch

KDDIは、auスマートフォンとStarlink(スターリンク)衛星の直接通信のベータ版サービスを、2024年内に一部の人を対象に開始する。本格提供は'25年春を予定している。 サービス提供に向け、12月24日までに、総務省から携帯電話端末で衛星直接通信を行なうための免許交付と、米国連邦通信委員会(FCC）から商用ライセンスに基づくStarlink衛星の電波発射の許可を受けた。 ユーザー向けのサービスは、安定した品質と対応機種の拡大に向け、ベータ版サービスを通じて全国各地域で技術検証を実施したあと、2025年春頃から本格提供を開始する予定。 衛星直接通信サービスは、空が見える状況であれば圏外エリアでもテキストメッセージ送受信が可能になるサービス。日本にの国土における4G LTE面積カバー率は約60%で、山の中では使えない場合もあるが、直接通信サービスの実現により、「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現できるとしている。直接通信サービスは、既存のスマートフォンで利用可能で、用機器やアプリダウンロードなどは不要となる。