TSMC第2工場「建設は来年開始」、幹部言及 27年の稼働めざす
半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の秦永沛エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼共同COO(最高執行責任者)は16日、熊本県菊陽町に建設予定の第2工場について「土地造成がすでに始まっており、工場建設は来年開始される」と述べた。同町で開いた地域交流イベントのあいさつで言及した。 【写真】あいさつするJASMの堀田祐一社長(中央)とTSMCの秦永沛エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼共同COO(左)、吉本孝寿・熊本県菊陽町長=2024年11月16日、同町、江口悟撮影 TSMCは第2工場について、当初は年内に着工予定と発表したが、10月中旬の四半期決算発表で、来年1~3月の間に建設を始めると修正。2027年末までの稼働開始をめざすという。 すでに試作品の製造が始まっている第1工場については、順調に準備が進んでいるという。秦氏は「全てのプロセス認証を完了しており、量産は今四半期に開始される」と述べ、年内の出荷開始を明言した。
朝日新聞社