[どうして釣れないの?]多くの人が見逃しがちなスポットがあった!春のアオリイカ狙いの要点を解説!
海藻帯の際やスリット、ポケットを探るのが藻場攻略の基本
潮が動いてベイトフィッシュが居る藻場が有望。 湯川「藻場は海藻帯の際、海藻帯と海藻帯の間のスリット、藻穴などエギが海藻に引っかからないスペースを探ります。浅いのでエギはゆっくり落とせるシャロータイプ。フォールさせる水深がない浅瀬や藻面は、ロッドを立てながらエギが水平に動く間を長く取るようにします」 ホンダワラなどの海藻が生い茂るエリアをよく観察すると、藻が生えていないスポットが見つかる。そういった場所へ、エギを送り込むことで、藻の中に潜むアオリイカを誘い出せる確率が高くなる。 湯川さんは、立ち位置から見て海藻帯を超えた向こう側にも、積極果敢にエギを送り込む。 湯川「スラックジャークで手前に寄せずに海藻帯の向こう側をゆっくり探ります。際の根元に付いてるイカもいますからね。反応がなければ藻面を通して、手前側の際を狙います」 スラックジャークなら海藻帯の沖側の壁も攻略可能。 また、アオリイカの体色でも、個体の活性の状況が判断できる場合があると、湯川さんは考えている。 湯川「春は藻場周りでフラフラしているイカが一番釣りやすい。産卵場近くでエサをとって体力を蓄えようとしています。茶色っぽく見えるイカが浮いていれば居れば活性バリ高のこともあり、GW以降はこういうイカが増えます。藻場でペアリングして白っぽくなったイカは産卵態勢に入っているのでやさしく見守りましょう」 湯川「藻場の茶色っぽいイカは、ウキウキで活性バリ高の可能性がありますよ!」 メスとオスのアオリイカがペアリング状態に入っている場合は、アオリイカの資源を守るためにも、狙わずにそっとしておこう。
それでも藻場攻略に苦手意識がある人への、湯川さんからのアドバイス
ある程度、エギングをやっている人であれば、ここまでの湯川さんの解説が、具体的にイメージできたかと思う。ただ、それでも「やっぱり、藻場攻略って難しいよな…」というアングラーに、湯川さんが藻場攻略のアドバイス!
藻場付近で見えている個体に対して、どうアプローチしていいかわからない!
A.「一度エギを通して反応がなくても、通すコースを変えてチャレンジしましょう!」 藻場付近を観察していると、アオリイカの姿を見かけることがある。しかし、エギを投入してみるものの全然反応してくれない、という経験はないだろうか? 湯川「藻場で茶色くてでかい、いかにもやる気がありそうなイカが見えると興奮しますよね。そのイカにアプローチして最初は喰わなくても、エギを通すコースを変えると反応することがあります。実際に、以前喰わせたイカも、前を通すと後ずさりしてしまうけど、イカの背後を通すと振り向いて追いかけ、スーッとエギを落としたら寄ってきて、もう一度シャクリ上げて止めたら抱きました」 同じコースを何度も通すのではなく、様々なトレースコースを試してみるのが効果的なようだ。