優れた文学作品を表彰 「県文学賞」5人が受賞 群馬県庁
短歌や俳句など、優れた文学作品を表彰する「県文学賞」の授賞式が群馬県庁昭和庁舎で開かれ、受賞者5人に表彰状が贈られました。 「県文学賞」は、今年6月末までの1年間に発表された文学作品が対象で、62回目の今年は、短歌や俳句、詩など7つの部門に152人から2375作品が寄せられました。 随筆と児童文学を除く5部門で選出され、短歌部門は伊与久敏男さんの「介護の日々」、俳句部門は小林ゑつ子さんの「初暦」、詩部門は石井一比庫さんの「手」など5編が選ばれました。また、小説部門は松井蒼馬さんの「1面、降版します。特命記者の事件簿」、評論部門は神保喜利彦さんの「東京漫才全史」に決まり、それぞれ表彰状が送られました。 県の新井薫地域創生部長は山本知事の式辞を代読し、「今後とも、広い視野に立った表現力豊かな作品を創作されることを期待します」とエールを送りました。受賞者を代表して挨拶した松井蒼馬さんは、新聞業界の内情をリアルに臨場感あふれる作品に仕上げたことが評価されました。 受賞者らは今後の創作活動に向け気持ちを新たにし、来年2月23日には、土屋文明記念文学館で受賞作品について講演を行う予定です。