世界の激辛トウガラシ47品種を展示 宇治市植物公園 京都府
辛いものが好きな人に足を運んでもらいたい一風変わった展示会が、宇治市でおこなわれています。宇治市植物公園では、世界中から厳選された激辛トウガラシ47品種の鉢植えがずらりと並び、いかにも辛そうなトウガラシが実っています。国際的な辛さの単位「スコヴィル値」を基にランキングされています。1位の「ドラゴン・ブレス」は、ことし初めて展示されたトウガラシで、鷹の爪の62倍という危険な辛さです。また「トリニダード・モルガスコーピオン・マスタード」が2位にランクインしました。一方「日本一辛いトウガラシ」の異名を持つ黄金トウガラシは鷹の爪より2.5倍辛いとともに、独特の香りと風味の良さを併せ持ちます。「伏見甘長トウガラシ」は、「伏見トウガラシ」とも呼ばれ、京都府内で広く栽培されている京野菜です。よく知られた「鷹の爪」は、トウガラシが上を向いて実るため鑑賞用としても重宝されます。宇治市植物公園によりますと、トウガラシを家庭で栽培するのは比較的容易ですが、水や肥料を切らせてトウガラシにストレスを与えると、突然、辛い実ができることがあるそうです。宇治市植物公園のホットなトウガラシ展は8月16日までですが、これから実のなる品種もあり、展示はしばらく続けるということです。