【富裕層】ハイステータスカードが使用できる”お金持ち”はクレジットカードをどう利用?資産1億円超の富裕層が日本で増加
クレジットカードには、それぞれ発行会社が定めるランクが存在します。 一般的には上位ランクになるほど、完全招待制であったり、発行費や初年度の年会費だけで100万円を超えてくるものがあったりと、入会のハードルは高くなると言われています。 ◆【写真5枚を見る】富裕層は日本に何パーセント?2023年に富裕層がお金を使ったカテゴリをランキング化!今すぐ図表でチェック もちろん、上位カードになると専用コンシェルジュサービスなどの付帯特典や優待特典はかなり充実したものになります。 今回は、ハイステータスカードの一つであるラグジュアリーカードに注目していきます。 ラグジュアリーカードとは、Mastercardブランドの中で最上位のクレジットカードです。 審査基準も非常に厳格であり、収入や資産状況も高水準を求められるため、ステータス性も含め富裕層に人気のクレジットカードの一つです。 実際にハイステータスカードを保有できるような富裕層は、日本に何%ぐらいいるのでしょうか。また、その富裕層はどのようなことにお金を使っているのかを、ラグジュアリーカードの利用データから明らかにしていきたいと思います。 最後にはファイナンシャルアドバイザーの筆者から富裕層に一歩近づくアドバイスも書いていますので、ぜひご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
富裕層の「クレジットカードとの向き合い方」利用金額が多かったカテゴリーTOP10
ラグジュアリーカードの利用動向を読み解いた「2023年 新富裕層の消費動向」より、富裕層のお金の使い方についてみていきます。 <調査概要> ・調査対象期間:2023年1月1日~2023年12月31日 ・調査対象:期間中のラグジュアリーカード(チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード、ブラックダイヤモンド)会員※人数非公開 2023年の利用金額が多かったカテゴリーTOP10は以下の結果となりました。 富裕層がもっともお金を使ったカテゴリ1位は「レストラン、飲食店」です。前年調査では3位だったので、コロナ禍を経て消費活動が再開している様子がうかがえます。 2位の「バー・ナイトクラブ」や7位の「リゾート、ホテル」、8位の「トラベル・ツアー予約サイト」など、外出や旅行が活発化していることがわかります。 中でも以下の分野において、利用金額の伸びがみられました。 ●カード利用金額の伸び率が大きかった加盟店のカテゴリー ・1位:広告・マーケティング(405%増) ・2位:セカンドハンドショップ(314%増) ・3位:ゲーム、コミック、エンタメなど(301%増) ・4位:百貨店(245%増) ・5位:スポーツジム(260%増) 広告・マーケティング費の伸び率が最も高く、起業家が潮流を読み取って行動に移している様子がよくわかります。 前述のとおり、コロナ禍の終息によりアクティブな消費活動がうかがえますね。 このようなハイステータスカードが使用できるお金持ちは、ごく一部の限られた方のみに思えます。 では、いわゆる「富裕層」と呼ばれる方たちは日本にどれほどいるのでしょうか。