「不合理だ」日本代表戦よりも高額チケット議論が白熱?中国代表のホーム初戦で物議「ファンの感情よりも商業的利益を考慮」
サッカー日本代表は5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の初戦で中国代表と対戦する。しかし、中国国内では第2戦のサウジアラビア戦におけるチケット価格に注目が集まっており、その価格の高さで議論が巻き起こっているようだ。中国紙『捜狐』が報じている。 日本代表は5日にホームの埼玉スタジアム2002で試合を開催するが、基準価格は一番安い席のカテゴリー5(ゴール裏/南・アウェイエリア)で一般4100円、一番高い席のラウンジ付シート *aで一般29700円だ。ただし、需要と供給に応じてチケット価格を調整するダイナミックプライシング(DP)が導入されており、価格が変動する仕組みとなっている。それを踏まえ、同紙は「メディア関係者の分析により、国内サッカーのチケット価格と国際水準との間に大きな差があることが、さらに明らかになった。日本代表のホームゲームである中国戦のチケットは、中国代表のホームゲームのチケットよりも遥かに安い。フランスのようなヨーロッパの強豪国も、UEFAネーションズリーグのような大会では、チケットの値段は一般的に手頃になる。間違いなく、中国代表のチケットの値段は、より唐突で不合理なものだ」と指摘した。 【画像】サッカー日本代表 最終予選の予想フォーメーションがこれだ! 中国代表のホーム開催となるサウジアラビア戦のチケット価格は最低280元から最高1680元(約5700円から約34000円)ではあるが、同紙は「サッカー業界やメディアの多くの関係者は、中国代表の現在の強さとパフォーマンスでは、このような高額なチケット価格を支えるのに十分ではないと指摘している。特に現在の経済状況では庶民の消費能力には限界があり、高額なチケットはファンの観戦敷居を高めることは間違いない」とし、「中国代表のホームゲームのチケット価格の設定は、ファンの感情よりも商業的利益を考慮しているように見える。しかし、現在の中国サッカー界全体の環境において、チケットの高すぎる価格設定はファンに疎外感を与えるだけであり、長期的かつ安定したファン層の育成には役立たないだろう」と報じている。
フットボールチャンネル編集部