格下に2戦未勝利のミラン、今季初のビッグマッチへフォンセカ監督は自信「異なる姿を見たい」レオン&テオ外しの可能性も? | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ミランのパウロ・フォンセカ監督が、日本時間9月1日3:45に予定されているセリエA第3節ラツィオ対ミラン戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】鈴木彩艶所属のパルマがミランをジャイキリ!
昨シーズン限りでステファノ・ピオリが退任し、ポルトガル人指揮官パウロ・フォンセカの下で再出発したミラン。だが、開幕節では、トリノに2点のリードを許した末、試合終了間際に辛くも2-2に追いついて引き分け、前節では、鈴木彩艶が所属する昇格組のパルマに1-2と敗戦した。 ミラン経営陣は、現時点でポルトガル人の続投を支持する姿勢を示しているが、フォンセカは、新加入のアルバロ・モラタを欠く中で、シーズン初のビッグマッチとなるラツィオ戦に挑まなければならない。早くも正念場を迎えたミランの新指揮官が記者会見の場で語った。 「うまくスタートを切れなかった自覚はある。解決策を模索し、この1週間の取り組みを行った結果、本当に改善しなければならない重要な点を理解できた。明日は異なるミランの姿を見たい。泣くのは好きではない。落ち込むのも、言い訳を探すのも、好きではない。私は解決策を探すためにここにいる。自分が信じることに疑念があるなら問題だが、私にその疑念はない。自分の信じることに確信を持っている」 「チームの補強には、非常に満足している。プレシーズン中、私が求めていたものに近づいていた。だからこそ私は自信がある。開幕後の2試合で、われわれが望むようになれる可能性が失われたわけではない」 ミランは、夏の移籍期間終了間際にローマからタミー・エイブラハムを獲得したが、センターフォワードのモラタやルカ・ヨヴィッチをケガで欠いており、ラツィオ戦では、ノア・オカフォーと16歳のフランチェスコ・カマルダを起用する準備を進めている。 またイタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によれば、前日練習において、主力のラファエウ・レオンとテオ・エルナンデスを外して、左サイドでクリスティアン・プリシッチと21歳のフィリッポ・テッラッチャーノをテストしたとの報道もある。 同紙は「案はあるが、もしこの選択が採用されれば、反響を呼ぶものになる」と指摘。「テオとラファに対するクラブと監督のメッセージは明確だ。パルマ戦の態度は、受け入れられないものであり、ミランとフォンセカは、2人を外す代償を払ってでも、勤勉さや守備の意識、チームワークを中心に置くことを選択することになる」と分析した。 なお、ポルトガル人指揮官は、2人について「テオやレオンと話をしたかって? 私は絶対に公の場で個人について話をしない。選手たちとは個別で話すようにしていて、2人や他の選手とも、そのようにしている」とコメントしている。 試合情報 ラツィオ vs ミラン : 第3節 試合時間:2024年9月1日(日)日本時間3:45 会場:スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
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