【衆院選｜新潟1区】選挙戦も最終盤！無党派層ねらい〝大票田〟で舌戦 【新潟】
選挙戦も残すところ、あと1日となりました。選挙戦終盤は、態度を決めていない無党派層に狙いを定め、知名度のある党幹部らの応援も仰ぎながら支持を訴える候補者が目立っています。1区と3区の現場から、激しさを増す舌戦とその背景に迫りました。 【動画】【衆院選｜新潟1区】選挙戦も最終盤！無党派層ねらい〝大票田〟で舌戦 【新潟】 25日【新潟1区】の大票田・新潟市中央区に立った立憲民主党の前職・西村智奈美さん。序盤から訴え続けてきた自民党の裏金問題を批判し、政権交代を掲げました。 ■立憲・前 西村智奈美候補 「国民に対して、あまりにも不誠実ではないでしょうか。本当のことを隠したまま、総選挙をやり、また、当選すれば自民党にあっという間に戻っていく、そんな姿がもう今から見てとれるようです。」 党の代表代行など要職を歴任した知名度から、23日は県外での応援に時間を割く場面も。自身は、新潟市内で1日約40回の街頭演説を繰り返し、勝敗のカギを握る無党派層の取り込みを図ってきました。 ■立憲・前 西村智奈美候補 「また皆さんの暮らしの安心を作りたい。このままでは格差も広がり、東京一極集中は止まらない。本当に変えるという政治の意思が必要だと思う。」 最終日の26日も、新潟市内を回ります。 その西村さんに挑むのが、自民党の前職・塚田一郎さん。23日、厳重な警備が敷かれるJR新潟駅前に現れた応援弁士は、自民党の麻生太郎最高顧問。麻生派に所属する塚田さんのもとへやってきました。 ■自民 麻生太郎最高顧問 「総選挙、他の選挙とは違います。どの政権を選択するか、というのが衆議院の総選挙・・・。」 報道各社の情勢調査で、与党の過半数をめぐる攻防が焦点となるなか、自民側は政権与党の実績や安定性を訴えつつ、野党を批判する場面が目立っています。 ■自民 麻生太郎最高顧問 「(野党は)経済政策で何するって言っているんです？経済政策が、成長する政策がなければ、給料なんか上がりませんよ。」 塚田さんも花角知事の応援を受け『国と地方のパイプ役』である点を訴えました。 ■自民・前 塚田一郎候補 「自民党・公明党の連立政権に安定した基盤を与えていただき、この国を守るために前に進めさせていただくか、この新潟1区でお役に立てるのは、私、塚田一郎です。」 『厳しい戦い』とも繰り返した塚田さん。新潟市内の住宅街で街宣を強化し、巻き返しを図ります。 同じ日(23日)、新潟市中央区で街宣車に上がったのは、共産党の志位和夫議長です。 ■共産 志位和夫議長 「一体、どの党が自民党をここまで追い詰めたのか、どうか今度の選挙、政治を変えましょう。」 裏金問題を最初に暴いたと自負する共産党。県内で唯一、1区から立候補した共産党の新人・中村岳夫さんに比例票獲得の期待を託します。 ■共産・新 中村岳夫候補 「金権腐敗政治に対して何の反省もない。物価高騰に対して何の対策もない。どうか私に、この国の政治を変えさせてください。新潟1区は中村岳夫、比例は日本共産党。」 選挙戦も終盤に入り、無党派層の反応に手ごたえを感じているといいます。 ■共産・新 中村岳夫候補 「以前、共産党が話していると『うるさい』だの、『帰れ』だの言われることが多かったなか、この間、選挙戦、話をしていると、聞いてくれるんですよね。みなさん今回も聴衆の方も立ち止まって聞いてくれたっていうことで、きちんと訴えれば響くんだなと手ごたえを感じている。」 前回、旧1区で最下位に終わった日本維新の会の元職・石崎徹さん。23日の街頭演説では、自民、立憲との違いを前面に打ち出しました。 ■維新・元 石崎徹候補 「労働組合の皆さんから支援をしてもらっている立憲民主党もいるが、あるいは大企業から献金を受け取っている自民党もいるが、私どもは草の根で活動している。」 この日訪れたのは、『救いの神』で有名な市内の神社。おみくじも引きました。野党の中では維新の苦戦が伝えられるなか、財務官僚・衆院議員の経験をもとに個人をアピールします。 ■維新・元 石崎徹候補 「このままいったら、既存の政党強いですよ。しかし、初めての日本維新の会の議席、私、石崎徹に新潟1区で与えてほしい。」 終盤に意識するポイントは。 ■維新・元 石崎徹候補 「自民党に入れたくない方や、立憲民主党だとちょっとという方を何とか拾い上げていくような、あとは無党派の方。」
