民進党代表選立候補者らが共同会見(全文1)議論する代表選挙を進めたい
前原誠司氏の政見
前原:皆さんこんにちは。今回、民進党の代表選挙に立候補いたしました、前原誠司でございます。よろしくお願い申し上げます。私が今回立候補した理由をいくつか申し上げたいと思います。第2次世界大戦が終わりましてから72年がたちました。焼け野原から復興を遂げていただいた奇跡の復興、高度経済成長、世界第一の経済大国、日本をつくっていただいた先輩諸氏が今、ご高齢で年金生活をされている方々がたくさんおられます。年金は2040年までどんどん下がり続け、不安で、そして日頃の生活を切り詰めながら今を本当に苦しく生きておられる先輩諸氏がたくさんおられます。 今まで払った介護保険、これは受ける権利があるのにもかかわらず、現在、特別養護老人施設に入ろうと思えば35万人以上の方々いわゆる入所希望で待たされている状況であります。年金も不安、介護も受けたいけども受けられない。こういった今までの日本の立役者をないがしろにしている政治しか選択肢がない。こんな日本は、本当に尊厳ある国家とは言えません。こういった方々を真に敬い、そして安定的に元気で長生きをしていただく、そういった新たな自民党に代わる選択肢をつくりたい、私はそう思っています。 ご高齢者だけではありません。若い方々、非正規雇用がこんなに増えて、働いても働いても給与が上がらない。結婚したくても結婚ができない。ようやく結婚したと思っても、共稼ぎでも、希望の子供数を持つことができない。これが日本の現状じゃないですか。結果として少子化、結果として人口減少、地域はどんどん疲弊をし、活力がなくなっていく。これを放置している自民党政権しか選択肢がないんですか。われわれはもう1つの選択肢を示す。これは民進党のためではありません。国民のために、日本のこれからのために、われわれがその選択肢を示す歴史的な使命がある、私はそう思っています。 若い人たちに不安から希望を、ご高齢者の方々に安心して過ごせる老後を。不安を解消し、安心、希望をつないでいく、そのためにはその政策の中身をちゃんとご説明をし、ご理解をいただき、それを支え合う、私はそれをみんながみんなのために、All for allと、こういう政治を日本でしっかりとつくっていきたい。こういう思いで今回立候補させていただきました。 もはや日本に猶予はありません。自民党のみ、選択肢がない。そしてなおかつ、先般の都議会議員選挙では50%以上の方が支持政党がない、選ぶものがない。これはわれわれ民進党の責任、責務だと思っています。もう一度、民進党が何を示す政党なのか。批判だけではない、建設的な、新たな安心できる支え合いの社会というものをつくっていく、そういう国家的な使命をわれわれ民進党がつくるために、私は24年間の国会議員の全ての経験を生かし、自分の政治生命を懸けて、この代表戦を戦わせていただき、そして代表となり、党をまとめさせていただき、All for Allの社会を必ず日本で築きたい、そう思っております。 みんなが尊厳を感じられる。みんなが分断をなくし、みんなが支え合う。そういった社会をつくっていくために頑張る所存でございますので、どうか皆さん方のご指導、ご鞭撻を賜りまして、私の、まずは決意表明とさせていただきます。ありがとうございました。 難波:前原候補、ありがとうございました。それでは続きまして、枝野幸男候補、お願いいたします。