【NFL】トレードの憶測が飛び交う中、ピアースHCから連絡はないとレイダースWRアダムス
「正直、コメントするのは難しい。想像できるだろ。集中して、やるべきことをやって、あとは成り行きに任せる。そういう状況の1つさ。あれが話題になってから、チームの誰とも連絡を取っていない。ただ、毎週恒例の“タエ(アダムスの愛称)の近況”みたいなもんだ。そこにはいつも何かしらのドラマがある。結局のところ、17(アダムスの背番号)がそれを生み出すわけじゃない。みんな好き勝手言えばいいんだけど、俺はただ冷静に、物事を荒立てないように努めているだけだ」
現在31歳のアダムスは4年連続で1,100ヤード超えを達成するなど、依然として存在感を示している。今季の基本給は1,689万ドル(約24億2,993万円)で、契約期間はあと2年残っている。しかし、保証金がない状態で、それぞれ3,560万ドル(約51億2,170万円)と3,660万ドル(約52億6,557万円)の基本給を受け取る2025年と2026年は、実質的にはダミーの年だ。プロボウルに6回選出された経歴を持つアダムスをトレードで獲得するチームは、契約を再構築しない限り、短期間だけアダムスをチームの戦力として用いることになるだろう。
ハムストリングを負傷し、週ごとの観察になる見込みと報じられているアダムスは、日曜日に行われるデンバー・ブロンコス戦に出場するのかと尋ねられた際に、あいまいな返答をした。
「まだ分からない。フィールドに戻るためにできる限りのことをしているけど、正直、分からない」と語ったアダムスはこう続けている。
「健康を取り戻して、その状態を維持するためにできることは何でもしようとしている。特にハムストリングのような状況だと、無理をして試合に出て、結果として長期的にダメージを受けるのが一番良くないからな。プロセスを理解せずに欲張るのはよくない。試合に出られないのはまったく楽しくないけど、長い目で見ればチームメイトたちには理解してもらえると思う」
疑問となっているのは、トレード期限を迎えるまでにアダムスが別の街で新たなチームメイトとプレーすることになるのかどうかだ。