Chromeの新機能で速度を上げる5つのコツ
Chromeのパフォーマンス改善に向けたGoogleの取り組みは、続いています。 ただし残念ながら、こうした便利な機能の一部には、プライバシーやほかの機能を犠牲にしないと利用できません。 Chromeの新機能で速度を上げる5つのコツ 今回は、これら新機能を約1週間テストしてきた経験を踏まえて、Chromeのパフォーマンスを最適化するための設定やコツをみなさんにご紹介します。
1. タブのメモリ使用量に目を光らせる
Chromeが突如、RAMの使用量に本気で目を向けるようになりました。 タブの上にポインターを乗せるだけで、そのタブのRAM使用量を確認できるようになったのです。ひとつのタブで1GBを超えるメモリを使っていることがすぐにわかるのは、実に便利です。 ポインターをタブの上に乗せたときに、メモリ使用量が表示されるのが嫌だという場合は、設定>デザイン>「タブマウスオーバーのプレビューカード」で「タブのメモリ使用量を表示する」の順にクリックすると、この表示をオフにできます。
2. 「非アクティブなタブ」を一時停止する
以前のメモリ・セーバーモードは、オン/オフのスイッチでしたが、ユーザーの閲覧スタイルや、システムの性能に合わせて、Chromeの省メモリ機能をカスタマイズできるようになりました。 これがオンになっていると、非アクティブなタブは自動で一時停止され、アクティブなタブに、より多くのリソースが注がれます。 非アクティブなタブは、タブバーにあるウェブサイトのアイコンのまわりに、点線の輪のアイコンで表示されます(この表示をオフにするときは、設定>パフォーマンス>全般>アクティブでないタブのデザインの順にクリックします)。 非アクティブなタブの上にポインターを乗せると、それを非アクティブにしたことで解放されたRAMの容量が表示されます。そのタブをクリックすると、状態を非アクティブからアクティブに戻せます。
3. 省エネモードを使う
パフォーマンスを選ぶか、あるいは、バッテリー稼働時間を選ぶか、というバランスは、いつでも微妙なものです。ですがこの点についても、Chromeには選択肢が用意されています。 設定>パフォーマンス>電源の下に「省エネモード」のスイッチがあり、その下に2つのオプションが表示されています。 バッテリー残量が20%以下の場合にのみオンにするパソコンが電源に接続されていないときにオンにする スクロールの滑らかさや、ビデオフレームレートの速さといったパフォーマンスを最優先したければ、省エネモードをオフにしましょう。 反対に、バッテリー稼働時間を優先したければ、パソコンが電源に接続されていないときにオンになるように、ボックスをクリックします。 普通の人なら、省エネモードをオンにしたほうがいいと思いますが、私のおすすめは、「バッテリー残量が20%以下の場合にのみオンにする」オプションです。 省エネモードが稼働しているときには、ツールバーに緑の葉っぱのアイコンが表示されます。このアイコンを使えば、省エネモードをいつでもすぐにオフにできます。ビデオ通話中や画面共有中など、バッテリー電源が余分に必要なときには、特に便利です。