15日に夏の甲子園抽選会!超激戦区・愛知が誇る逸材を一挙紹介!素材の宝庫・愛工大名電、中京大中京の149キロ右腕…そしてモイセエフはどこまで成長したのか?今年も全国クラスの逸材が点在!【注目選手リスト】
豊橋中央では3番、4番を打つ高安 累(3年)と佐藤 大海(3年)も注目の好打者である。高安はコンパクトに捉えていけるタイプで、佐藤は十分に飛距離も期待できる打者だ。 今春の県大会では期待されながら初戦で敗れてしまった豊橋商だが、北添 兼矢(33年)と伊東 徹之芯(3年)という2人の投手は、ともに力があり二本柱と言っていい存在だ。打っても打線の中軸ということで期待が高い。投げないとき北添は内野手、伊東は外野手として守りにつくが、チームの浮沈を握る存在とも言えよう。身体もしっかりとしており、昭和時代の高校野球選手を彷彿させる雰囲気もある。 豊橋東の樋口 結大投手(3年)もクレバーな投球が注目されている。大物食いが期待されていたが、昨秋はチーム全体の感染症の影響で県大会の舞台を踏めなかった悔いがある。それだけに、この夏にかける思いは強いであろう。父親はかつて豊橋中央の野球部創設から関わり、2016年夏には初めてベスト4に導いた樋口 靖晃前監督(現蒲郡)でもある。
【知多地区】昨夏、愛工大名電を追い詰めた大府の右腕に注目!ベスト8の日本福祉大附はエース左腕の実戦力の高さが魅力
知多地区は大府と日本福祉大附の2校が突出した形になっているが、大府では昨年からの経験も豊富な長野 晴太投手(3年)が注目される。昨夏も、優勝した愛工大名電をあと一人というところまで追い込んだ投球は評価された。多少、調子にムラがあるということは否めないが、膝元に決まるとそうは手が出ない。野手では、リードオフマンの戸嶋 洸志(3年)のセンスの良さが光る。打撃にもう少しパワーがつくと、面白い存在になりそうだ。 今春ベスト8進出で、夏のシード権を獲得した日本福祉大附は、その原動力となったのが左腕・澤田 正吾投手(3年)だ。春季県大会では敗れはしたものの、準々決勝で対戦した中京大中京の強力打線を6安打に抑えている。6月の関東遠征などで、山梨学院や神奈川の強豪などとの試合を重ねていくことで、さらに実戦力が磨かれていかれたのではないだろうか。 進学校の半田では、昨年から1番を背負い実績もある石原 蒼大投手(3年)が、この夏にどこまで成長しているのかというところも楽しみである。