松谷綺がK-1女子の顔に名乗り。宮﨑小雪に敗れた菅原美優には辛辣コメント【K-1】
K-1が5月22日、都内で会見を開き「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の追加カードを発表した。 Krush女子アトム級王者の松谷綺(ALONZA ABLAZE)が王座戴冠後の初戦でK-1参戦を果たし、韓国のチョン・ユジョン(BAEBANG KANGSUNG GYM)と対戦する。 松谷は昨年7月のK-1では前K-1 WORLD GP女子アトム級王者のパヤーフォン・バンチャメークに延長にもつれ込む接戦の末、判定勝ち。11月のKrushで奥脇奈々を破り、Krush王座を獲得した。 ユジュンはプロ戦績が10戦7勝3敗の18歳のファイター。これまでにRfresh女子-50kg王座を獲得している。 冒頭、Krushの宮田充プロデューサーが「王座獲得後、マッチメイクされていなかった。Krushで防衛戦ということも考えたが、7月7日に抜擢しようということになった。こうなった背景についてはK-1女子アトム級王者の菅原美優選手が即引退というわけではないが“長くファイターはやらない“ということを発信している。K-1グループの女子は3階級で王者を認定しているが、松谷選手は6月1日で21歳。若い松谷選手をどんどん大きい舞台に引っ張り上げようというのが今回の狙い」などと今回のマッチメイクの意図を説明。
松谷は「王者になって1発目の試合なのでファンの皆さんにも期待されていると思う。王者らしく盛り上がる試合をして期待に応えられるように頑張りたい」、ユジュンの印象については「48kgとか50kgで試合をしている。50kgでタイトルも獲っている。体が大きい、パワーがある選手という印象」などと語った。 宮田氏のコメントについては「菅原選手がどうなるか分からないが、自分のやり方でK-1もKrushも引っ張っていきたい」とK-1女子の顔に名乗り。 K-1の女子アトム級王者は菅原。松谷は2022年に行われた初代王座決定トーナメントの準決勝で菅原に判定負けを喫している。菅原の持つ王座への挑戦については「もちろん。菅原選手がやってくれるなら。1回負けてもいるので。そこで勝って王者になりたいという気持ちはあるが、目指すはK-1王者。菅原選手じゃなかったとしても自分が獲れればいい」と菅原へのリベンジよりも王座へのこだわりを見せた。 また今年3月のK-1で行われた菅原とRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪の試合については「率直に言うと、会見からやる気が見えないというか。自分はそういうふうに感じたので、もっといけたのではないかと思う。試合内容は、自分も戦ったことはあるんですが、小雪選手もうまくて、自分の思い通りにならなかったところもあるんだろうなと思うが、自分ならもっとできたと思う。やり返したい」などと辛辣なコメント。松谷はRISE参戦時の2019年に宮﨑と対戦し引き分けている。