「ばけばけ」出演のトミー・バストウ「SHOGUN」出演を機に朝ドラ挑戦 真田広之にも「もうすぐ伝えます」
NHK大阪放送局が制作を担当する来秋スタートの連続テレビ小説「ばけばけ」で、「怪談」で知られる作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルのヘブン役が英俳優でミュージシャンのトミー・バストウに決まったと27日、発表された。 1767人参加のオーディションを勝ち抜いた33歳のトミーは07年に結成したロックバンド「Franko」のリードボーカルも務め、08年公開の「ジョージアの日記」でメジャー映画初出演。18年から米国にも活動の場を広げた。10年前から独学で日本語を学び、語学留学のため日本でホームステイした経験もある親日家。NHKフロアでの異例の公開お披露目の後、会見したトニーは「日本人には思いやりがあります。ゴミ箱がなくても家に(ゴミを)持って帰る。イギリスではそんなことはない」と流ちょうな日本語で話した。 真田広之がプロデュース・主演を務め、エミー賞18冠に輝いたドラマ「SHOGUN/将軍」にはマルティン・アルベルト司祭役で出演。共演者の女優・穂志もえかから朝ドラオーディションの話を聞き、見事に選ばれた。「長い間、日本で働きたいと思っていましたので恩があります」とエミー賞作品がつないだ縁に感謝した。 「SHOGUN」では真田と共演の場面も。「監督、俳優、プロデューサー、人としても素晴らしい。緊張しましたが、同じ俳優として対等に接してくれました」。真田からは「自分のセンス、やりたいことを守らなければいけない」と役者としてのアドバイスを受けたといい「リスペクトしています。チャンスがあれば、もっと一緒に働きたい」と再共演を熱望した。今回の大抜てきも「秘密でしたので」と真田には連絡できないままだったが「もうすぐ伝えます」と笑顔を見せた。 妻・トキを演じるヒロインの高石あかりとはこの日初対面。高石が伊澤彩織とW主演したアクション作「ベイビーわるきゅーれ」を見たといい「『ベイビー・アサシン(=殺し屋)』、素晴らしい。アクション、コメディー、何でもできる。撮影が楽しみ」と笑顔で見つめ合った。
報知新聞社