ゲームで楽しく英語学ぶ ALT講師に児童ら交流 奄美市笠利町
小学生が参加する夏休み期間中の語学教室が13日、鹿児島県奄美市笠利町の笠利公民館で始まった。同市の外国語指導助手(ALT)4人が講師を務め、児童らに英語によるコミュニケーションの楽しさを伝えた。 児童らが生きた英語に親しむ機会をつくろうと、笠利地域教育課が主催し23回目。笠利地区の児童を対象に2日間の日程で行われ、13日が1~3年生、14日が4~6年生向けの内容。初日は6校13人が参加した。 講師はALTのジャッキー・ヤンさん(26)、アレクサンドラ・ヘッドリーさん(25)、ディラン・リンジーさん(27)、セイダ・ベーガムさん(29)。 この日は英語を使ったさまざまなゲームに挑戦。勝った人の後ろに負けた人がつながる「じゃんけん列車」では、児童らが「ロック(グー)、シザーズ(チョキ)、ペーパー(パー)」の合図を元気よく唱えた。動物の名前を当てるクイズでは、講師に続いて単語を復唱し発音を学んだ。 最後は、空腹のキツネ役と機嫌をうかがうウサギ役に分かれて攻防を繰り広げる「ハローミスターフォックス」で盛り上がった。児童らはALTらとゲームに白熱しながら、さまざまな感情を伝える英語表現を身に付けた。 節田小2年の児童は「ハッピーとハングリーとスリーピーの言い方を覚えた。動物の名前も覚えたい」と笑顔。1日に着任したばかりという米国フロリダ州出身のディランさんは「子どもに教えるのは初めてで緊張したが楽しかった。(児童たちには)わくわくする体験を通して英語力を磨いてほしい」と話した。
奄美の南海日日新聞