3発快勝の仙台、横浜FCの無敗記録を「20」でストップ! 首位チーム撃破で昇格PO進出へ前進
2024明治安田J2リーグ第35節が19日に行われ、ベガルタ仙台と横浜FCが対戦した。 ここまで開幕から22勝8分4敗を記録し、勝ち点「74」の首位に立つ横浜FC。1年でのJ1復帰に向け歩みを進める同クラブは、現在リーグ戦20試合無敗とクラブレコードを更新中だ。今節勝利を収めると、3位V・ファーレン長崎の結果に関わらず自動昇格圏の2位以内が確定。J1昇格プレーオフへの参入を目指す6位仙台と、敵地『ユアテックスタジアム仙台』で激突する。 試合は開始早々の6分に仙台がスコアを動かす。敵陣右サイド深くでプレスをかけ、激しく球際に寄せた郷家友太がボールを奪取。そのまま左足でクロスを入れるが、ニアにポジションを取ったガブリエウから頭でクリアされてしまう。しかし、セカンドボールがボックス手前に飛んでいくと、走り込んできた相良竜之介が左足を一閃。強烈なダイレクトボレーがゴールに突き刺さり、仙台が先制に成功した。 さらに33分、仙台がピッチ中央でフリーキックを獲得する。鎌田大夢のクロスを菅田真啓が頭で合わせるが、横浜FCのGK市川暉記がセーブ。こぼれ球に郷家が素早く反応すると、体を捻りながらゴール前に折り返しを供給する。ボールは相手選手に当たりながらエロンのもとへ。確実に押し込んで追加点を挙げた。 2点の先行を許した横浜FCは、後半立ち上がりの50分に左サイド深くでフリーキックを得る。角度の小さい位置だったが、“キックの名手”として知られる福森晃斗は左足で直接シュートを放つ。鋭いボールはゴール方向に飛んだものの、惜しくもニアポストに直撃。わずかに得点には至らなかった。 そんななか、86分に仙台が大きな3点目を決める。ポゼッションを行いながら右サイドに展開し、ライン際でボールを受けたオナイウ情滋がスルーパス。内側のスペースをスプリントした真瀬拓海がダイレクトで折り返すと、マイナスの位置で待ち受ける工藤蒼生がフリーで右足を振り抜く。ダイレクトで放ったシュートがネットを揺らし、仙台がリードを3点に広げた。 結局、そのまま試合は3-0で終了し、仙台が勝利を収めた。次節は27日に行われ、仙台はアウェイで愛媛FCと対戦。横浜FCはホームでファジアーノ岡山と対戦する。 【スコア】 ベガルタ仙台 3-0 横浜FC 【得点者】 1-0 6分 相良竜之介(仙台) 2-0 33分 エロン(仙台) 3-0 86分 工藤蒼生(仙台)
SOCCER KING