【パリ五輪】「映画から抜け出してきたよう」射撃の選手がカッコよすぎて世界が騒然
日本が連日メダルを獲って盛り上がっている今年のパリオリンピック。毎回オリンピックでは各国のキャラ強めな選手たちをみつけるのも視聴者の楽しみでありますが、今X(旧Twitter)で世界の視聴者たちを騒がせているのが、射撃の選手たち。 まずは女子10メートルエアピストルで銀メダルを獲得した、31歳の韓国代表、キム・イェジ選手。近未来的なメガネをかけてキャップを被り、モノトーンのユニフォームをストリート風に着こなした彼女に、「SF映画から抜け出してきたようにクール」と、海外のXユーザーたちが大騒ぎ。たしかにピストルの扱い方やそのときの表情、すべてがどこか芝居がかっていて、アニメの中の殺し屋キャラとして成立しそう。 【動画】5月のW杯で“世界新記録を出したのに最後まで無表情”なキム・イェジ選手がカッコよすぎる!(ほか動画2本) チームのプロフィール画像も完全に韓国ドラマのキャラ紹介のテンション(笑)。 こんなにカッコよくて、しかも今年5月にアゼルバイジャンで開催された、ワールドカップでは、女子25メートルピストルで世界新記録を達成。以前、2021年のショパン国際ピアノコンクールで、日本人として半世紀ぶりに第2位を獲得したピアニストの反田恭平さんが、長髪を後ろで結んだヘアスタイルと恰幅のいい体型を「世界で通用するピアニストとしてのキャラ作りのため」と語っていたのですが、イェジ選手も、このキャラ作りが上手。自己プロデュースって結局、自分のスタイルを作ることに尽きるのだなあと思わされました。実力もあってこんなルックスならば、人の記憶に残るしファンも付きますものね。 Xではイェジ選手の過去の競技動画が700万回再生されるほどのにわかイェジ・ブームで、CNNのニュースサイトでもそのフィーバーぶりが紹介されています。彼女が手を腰に、片手でピストルを撃つ画像に「私が今まで見た写真の中で最もオーラがある」とキャプションをつけた投稿は、30万以上の“いいね”がつき、Xのオーナーであるイーロン・マスクも、イェジ選手は「アクション映画に出演すべきだ」とコメントしています。 そんな中、エアピストル競技にさらなるニューキャラが登場。それは「トルコのおじさん」こと、トルコのユスフ・ディケチ選手。 他の選手たちが射撃用のメガネや防音のイヤーマフなどを着用する中、ディケチ選手はTシャツの軽装備でふらりと会場に現れたおじさんのような風貌で、片手をポケットに入れた姿でピストルを撃ち、混合10メートルエアピストルで銀メダルをゲット。あまりにも軽装備なので、日本では「無課金おじさん」とあだ名が付けられて、Xのトレンドになりファンアートが続出するほどの人気者に。
「一体何者!?」「トルコが送り込んだヒットマンなのでは」などとXユーザーたちが騒然とする中、じつはトルコ憲兵隊総司令部に所属していた元軍人で、階級は上級曹長だったことが判明。やはり現場の百戦錬磨のスペシャリストの実力はひと味違う……! 妙に力が入っていないこのポーズ、撃ち慣れているし、体幹もものすごく強いんだろうな~。「シティハンターの冴羽獠の構えと同じ」という声も。 今日以降もエアピストルの競技は予定されているので、ふたりのクールな射撃スタイルをリアルタイムで視聴するチャンスはまだまだありそうです。
さかい もゆる