星野源とばっちり、曲を急遽変更「紅白」大失態 楽曲はNHK側からオファーも…ネット上の批判に配慮、問題の根源は性加害への温度差
大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」の曲順が26日に発表されたが、直前に星野源(43)の曲目がネット上での批判に配慮して急遽変更されるという異例の事態となった。 【写真】恋ダンスのポーズをとる星野源と新垣結衣 26日午前10時すぎに発表された今年の曲順。星野の曲目変更は、その直前の午前8時すぎに発表された。ギリギリ滑り込みセーフといった感じの発表だった。 「星野さんの曲は当初、『地獄でなぜ悪い』と発表されましたが、『ばらばら』に変更されました。これは『地獄で~』が園子温監督の映画の主題歌だったからです」と映画関係者は話す。 23日に曲目が発表された直後から、批判の声が上がっていた。園監督は2022年、女優への性加害疑惑を女性誌に報じられた。しかし園監督側が「事実と異なる部分がある」と提訴。24年2月にネット上の記事は全文削除するという条件のもので和解が成立している。 結局、曲目変更という結果に落ち着いたが、この件については星野サイドも見解を発表。紅白で歌うことで二次加害にあたる可能性があるという指摘についてはその可能性を完全に否定できないとした上で、「私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません」と表明したのだ。 あくまでも楽曲は紅白側からオファー 「あくまでも楽曲は、紅白側からオファーを受けたもので、星野さん側からしたら、余計なトラブルに巻き込まれて、いい迷惑といったところでしょう」と音楽関係者は話す。 その上で「問題は、紅白側がこのような事態を最初から想定できなかったのかということ。完全に紅白サイドの失態といえます。これも性加害問題に対して制作局と報道局で認識に温度差があるというNHKの二極性が根源に潜んでいます」と指摘する。