【MLB】ジャイアンツがバーランダーと1年契約 来月42歳・メジャー通算262勝の大ベテランが新天地へ
メジャー通算262勝&3416奪三振、サイ・ヤング賞3度の実績を誇る名投手が新天地で2025年シーズンを迎えることになった。日本時間1月8日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、ジャイアンツはアストロズからFAとなっていた41歳のベテラン右腕ジャスティン・バーランダーと1年契約を結ぶことで合意。来月42歳の誕生日を迎える大ベテランだが、新天地サンフランシスコでの復活に期待がかかる。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ バーランダーはタイガース時代の2006年に新人王、2011年にMVP&サイ・ヤング賞、アストロズ移籍後の2019年と2022年にもサイ・ヤング賞を受賞している名投手。しかし、メジャー19年目となった昨季は故障の影響もあり、17試合に先発して5勝6敗、防御率5.48と精彩を欠いた。バーランダーは昨季、2度の故障者リスト入りがあったが、「復帰を急ぎすぎた」とコメント。現在は「コンディションは万全」と語っており、復活に自信を見せている。 ジャイアンツは今オフ、新たに編成本部長に就任したバスター・ポージーのもとで補強を進めており、7年契約でウィリー・アダメスを獲得。コービン・バーンズの獲得には失敗したものの、その後も先発補強の可能性を模索し、最終的にはバーランダー獲得に至ったようだ。 これでジャイアンツの先発ローテーションは、エースのローガン・ウェブを軸に、ロビー・レイ、ジョーダン・ヒックス、カイル・ハリソン、バーランダーという顔ぶれになることが予想される。元サイ・ヤング賞投手のレイとバーランダーが復活し、剛腕ヒックスが本領を発揮し、さらに若手有望株のハリソンが期待通りに成長すれば、かなり期待が持てる布陣となる。 現役最多の262勝&3416奪三振を誇り、将来のアメリカ野球殿堂入りが確実視されるバーランダーだが、今季これらの数字をどこまで伸ばすことができるか。新天地ジャイアンツでの活躍に期待したい。 【追記】関係者の話によると、バーランダーの契約は1年1500万ドル。タイガースへ移籍したアレックス・カッブやオリオールズへ移籍したチャーリー・モートンと同条件の契約となった。