債券は下落か、日銀のさらなる国債買い入れ減額や追加利上げを警戒
(ブルームバーグ): 14日の債券相場は下落が予想されている。日本銀行が13日に国債買い入れを減額したことを受け、さらなる買い入れ減額や早期の追加利上げへの警戒感が強い。金利の先高観が高まる中、この日の5年国債入札も低調な結果になるとの見方が出ている。
日銀が国債買い入れオペ減額、5年超10年以下-金融正常化
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、前日の日銀の買い入れ減額は「円安対応とみざるを得ず、為替相場次第で17日の買い入れも減額されるとの警戒感が強まっている」と指摘。15日に発表される米国の消費者物価指数(CPI)への警戒感も加わり、債券相場はじり安で推移するとみる。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.93~0.96%(13日は0.935%で終了)、先物中心限月6月物は143円70銭~144円ちょうど(同143円96銭)。
先物夜間取引で6月物は13日の日中取引終値比5銭安の143円91銭で終えた。
5年国債入札
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Masahiro Hidaka