日本人選手3人が台湾ドラフト参加へ 台湾の大学卒業 新人テストで合格
(台北中央社)台湾プロ野球(CPBL)のドラフト会議参加を懸けた新人テストが17日、北部・新北市の新荘野球場で行われた。参加した128人のうち、台湾の大学を今月卒業した日本人3人を含む78人が合格した。 台湾ではワールド・ベースボール・クラシック(WBC)などの台湾代表入りや球団推薦など一定の条件を満たしていない選手がドラフト会議に参加する場合、新人テストで合格する必要がある。従来、台湾人のみが指名対象だったが、2021年末の規定改正によって台湾の中学・高校・大学や社会人チームに在籍するなどの条件を満たす外国人選手にも枠が広げられた。 今回の新人テストで合格した日本人選手は、豊島顕外野手(長崎県・創成館高―台北市・中国文化大)、金本航河外野手(広島県・武田高―中国文化大)、藤木琉悠投手(沖縄県・興南高―桃園市・開南大)。 楽天モンキーズの古久保健二監督は、豊島は足が速くバットコントロールが悪くないと評価。台鋼ホークスの洪一中監督も豊島の名を挙げ、印象に残ったと語った。 ドラフト会議には海外でのプレー経験がある選手も参加する。元埼玉西武ライオンズの呉念庭内野手と張奕投手が参加申し込みを済ませた他、米大リーグ・レイズ傘下マイナーの張育成内野手も18日、参加の意向を表明した。 ドラフト会議は28日に開かれる。 (楊啓芳/編集:田中宏樹)