10日にかけ警報級の大雪のおそれ…平野部では24時間降雪量が40cmの予想も 気象庁が警戒呼びかけ 富山
チューリップテレビ
富山県内では7日夜から断続的に雪が降り、平野部でもまとまった雪となりました。8日夜から10日にかけて冬型の気圧配置がさらに強まる見込みで、警報級の大雪となる恐れがあります。 【写真を見る】10日にかけ警報級の大雪のおそれ…平野部では24時間降雪量が40cmの予想も 気象庁が警戒呼びかけ 富山 8日の富山県内は冬型の気圧配置や上空の強い寒気の影響で各地で雪が降りました。 午後5時までの積雪は富山で6センチ、高岡市伏木で7センチ、砺波で4センチ、富山市猪谷で48センチとなっています。 富山市内では8日朝、降り続く雪が積もる前に除雪を急ぐ人の姿がみられました。 住民 「久しぶりに富山に冬が来たという感じですね。5年前のあれだけ雪が降らなければいい」 「大変でしたね。(道が)混雑してました。また対策をしっかりしたい」 県内で9日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多いところで東部・西部ともに平地で25センチ、山間部で60センチとなっています。 気象台によりますと、10日にかけて冬型の気圧配置がさらに強まる見込みで、平地でも警報級の大雪となる可能性があります。 雪による交通障害や路面の凍結、能登半島地震で損傷を受けた家屋では積雪の重みによる倒壊にも注意が必要です。 ■地震の影響で消雪装置が故障…住民からは不安の声 去年起きた能登半島地震の影響で、県内の国道や県道では68か所で消雪装置の故障が発生した高岡市伏木地区。 同地区の県道に設置されている消雪装置では、地震の影響とみられる配管の漏水が確認され、約280メートルの区間で今も復旧のめどが立っていません。 住民 「だいたい(けさ)7時ごろ、雪かきをしたが、もうあれだけ積もっとるわね。(消雪装置がないと)不便やね。車の出し入れが大変になってくる」 また、こちらの県道は幅6メートルほどで、脇には住宅や店舗が軒を連ねています。 周囲には雪を捨てる場所がなく、住民からは今後の降雪を不安視する声が聞かれました。 住民 「積もった雪をどけるところもない。我々ずっとその融雪(装置)の恩恵をずっと受けているので、たくさん降ったときどうなるのかなという心配はあります」
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