10日にかけ警報級の大雪のおそれ…平野部では24時間降雪量が40cmの予想も 気象庁が警戒呼びかけ 富山
■気象庁「不要不急の外出は控えて」 日本海側を中心とする大雪の予報を受け、気象庁と国交省は8日午後緊急会見を開き、大雪の場合は不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。 国土交通省防災課 西澤賢太郎 課長 「車両の立ち往生、道路の通行止め、公共交通機関の大幅な遅延や運休が発生する恐れがあります。不要不急の外出は控える、予定を変更することもお考え下さい」 富山県が開いた緊急対策会議では、課長級の職員や国土交通省、ネクスコ中日本の担当者が出席し、道路の除雪対応のほか国道や高速道路の予防的通行止めに備え連絡体制を確認しました。 県民に向け、車を運転する際は立ち往生に備え、金属製のスコップを積むといった対策を呼びかけるとしました。 ■平野部で40cmの降雪量の予想も 今後の雪の見通しについて、井上陽子気象予報士の解説です。 強い寒気の影響で朝から本格的に雪が降り続いています。衛星画像をみると、日本海にはびっしりと雪雲がびっしりと。特に風が集まるところに発達した雪雲が列をなしています。”JPCZ”と言われるもので、”JPCZ”の先が北陸ということで、富山県内が朝から雪が降り続きました。 8日午後6時までの積雪は富山で6cm、伏木で7cmなどとなっています。雪のピークはまだこれからで、10日にかけて積雪はさらに増えます。 寒気の様子です。 今シーズン一番強い寒気が流れ込み大気の状態が不安定になっています。寒気は9日から10日をピークに、週末まで寒気が居座る見込みです。引き続き富山県内では積乱雲が局地的に発達し、雪の降り方が一時的に強まったり、雷が鳴ったりするでしょう。 8日夜以降の雪の降り方をみると、雪雲が断続的に日本海側から流れ込み、特に9日午後からは急激に積雪が増えていきます。9日午後7時には平野部全体が大雪の予想です。降雪量によっては大雪警報級で、交通も乱れる予想です。10日にかけて弱まってきますが雪が続き、収まるのは11日の見込みです。
予想される降雪量のピークは9日夕方から10日朝で、平地で40センチ、山間部で70センチで、同じようなところで雪が降り続くと、この数字以上に積雪が増えることもあります。特に注意が必要なのは9日の帰宅時間です。 9日は出勤を控えテレワークや早めに帰宅するなど大雪対策をしてください。
チューリップテレビ
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