珍しいお雑煮専門店も!東銀座で昼も夜も楽しめる和食店4選
銀座の奥にあり、銀座のハナレとも言える東銀座エリア。高級店、老舗といった美食店が並ぶ銀座とは違い、ハナレはコスパよく、カジュアルに、しかしここも銀座なのだと納得させる美食店が存在します。今回は散策も楽しい東銀座の和食店を徹底リサーチしてきました! 【画像ギャラリー】珍しい専門店が作る「お雑煮」がコレ
『ひとしお(一入)』
原始焼きの魚の旨さとひと工夫した旬の酒肴 どこか懐かしい木枠の窓から温かい灯りが漏れている。真っ新な暖簾は開業まもない店の清々とした姿勢を表すよう。 中央の炉端焼きスペースはさながら舞台。串焼きの魚が備長炭の周囲に並び、これから始まる美味の演目への期待を高めてくれる。 昼は上質な炭火焼きの定食を、夜はもちろん一献だ。ホッケか鮭か。赤々と熾した炭との距離を調整し、じっくり火入れする様子を眺めながら「あれは自分の魚かなぁ」と待つ時間も楽しい。 選んだのは鰆西京焼き。自家製味噌に2日漬けたもので、芳醇な味とほっくりした身に垂涎。 炭焼き鯖定食1100円 目に舌にうれしいのはそれだけじゃない。ポテサラを頼めば頂上に雲仙ハム。刺盛りには穴子の握りがさりげなく。旬の桜エビとアスパラの土鍋ご飯は桃色に映える新緑が眩しい。小さな驚きの連続に、喜びもひとしおです。 [住所]東京都中央区銀座6-16-11荏原実業第3ビル1階 [電話]03-6681-7145 [営業時間]11時半~14時(13時半LO)、17時~23時(22時LO)※土は夜のみ [休日]日・祝 [交通]地下鉄日比谷線ほか東銀座駅4番出口などから徒歩3分
『銀座なか路』
店主の心意気と上質な素材の旨さを感じるお得なランチ ほぼ毎朝、特に仕入れの用がない日も豊洲に足を運ぶという。なぜなら「面白いモノに出合えるから」。店主の中路さんがニマッと笑う。いつもの仲卸をひと回りし、他で気になるものを見つけたら拾い買い。 取材日は「石川の赤ナマコがあったので」とおつまみの小鉢にちょいと。それもこれもお客さんに満足してほしいからだそう。 定番の羽釜ご飯だって鮭にイクラにウニと大盤振る舞い、広がる旨みに喝采だ。米は福井の特別栽培米。その品質に惚れ込み、わざわざ地元の生産者に仕入れを交渉したとか。 本日のお好み定食1500円 ランチはご覧のお値打ち。刺身や揚げ物など数種からおかず2種を選べる(有料で単品追加も可)お好み定食の充実ぶりといったら。天然物の大海老フライだって「これをランチで出してるの?」と仲卸もビックリ。完食すれば心も腹も満ちてくる。 [住所]東京都中央区銀座3-14-5銀座Jビル2・3階 [電話]03-6278-7113 [営業時間]11時半~14時半(14時LO)、17時半~22時半(21時半LO) [休日]日・祝 [交通]地下鉄日比谷線ほか東銀座駅3番出口から徒歩3分