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「フリーランスとして働く人が、発注者と親密な関係になることで、浮気になることは多々あります」と言うのは、キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんだ。彼女は浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。 【マンガを読む】夫婦の「亀裂」が入っていく瞬間は… 2024年11月1日に「フリーランス保護新法(『特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律』)」が施行される予定だ。これは組織に所属せず個人で働くフリーランスの労働環境を保護する目的がある。逆に言えば、保護されない状況がこれまでにあったということだ。 今回山村さんのところに相談に来たのは、不動産開発関連会社に勤務する49歳の智司さん。中高一貫校の同級生で、27歳のときにドラマチックな再会の末結婚した妻が、フリーランスになってから変わってしまったという。 前編「週1の給料で毎日出勤する理由は…49歳でフリーランスになった美大卒の妻の「謎行動」」で詳細を伝えたように、智司さんと妻はとても仲の良い夫婦だった。不妊治療を経ても子どもが授からなかった時期から、性行為はなくなったが、20年以上愛し合って暮らしてきたのだ。変わったのはフリーランスでアート教室の講師をするようになってから。 妻は発達に困難を抱える子どものアート教室の先生になり、フリーランスで1コマ分の授業を請け負ったのだ。しかしその後、妻はその仕事にのめり込み、1コマ分の授業料のみで、週5で出勤し、教室のパンフレットを作るなどをし始める。 智司さんがそれを指摘すると「私がやりたいからやっているの！」と怒られる。そしてある日、智司さんは夫婦共用のiPadで、占いの相性診断の結果を見てしまいまった。妻が相性を占った生年月日は、智司さんのものではなく、教室の主催者男性のものと一致。そこに浮気の気配を感じ、妻と相手を別れさせるための証拠を取ろうと思ったのだ。 では調査の結果は……。