祝700勝 阪神・岡田彰布監督は「すごみを増している」球団OB吉竹春樹氏が祝福メッセージ
(セ・リーグ、阪神8-1中日、12回戦、阪神7勝3敗2分、27日、甲子園)岡田監督の1次政権(2004―08年)でチーフ野手コーチなどを務めた九州産業大学付属九州産業(九州産)高=福岡=の野球部監督、吉竹春樹氏(63)が、通算700勝を達成した岡田彰布監督にお祝いメッセージを寄せた。 通算700勝おめでとうございます。阪神は人気球団で、全国にファンがいて、負ければもうボロクソ言われて…。重圧の中ですごいなと、ただただ思うばかりです。 今でもスポーツ新聞やテレビで、阪神の話題はチェックしています。ウチの高校の先生にも阪神ファンの方がいて(笑)。福岡でも、人気がありますね。 昨年は日本一を達成して、連覇が懸かった今年は開幕から厳しい戦いをしているのは知っています。先日、岡田監督が森下に直接指導しているのも記事で読ませていただき、驚きました。監督がシーズン中に選手を直接指導するなんて、確かに前回率いていたときはなかったですから。よほど森下のバッティングが目に余ったのか…(笑)。それとも期待の裏返しか、真相はわかりませんが、66歳になっても野球への情熱は変わらない。いや、すごみを増しているような気がしました。 継投のうまさは昔と同じですが、岩崎らリリーフ陣には連投をできるだけさせない。これには驚きました。でも、やはり優勝するためには打線の底上げに尽きるでしょう。昨年のように大山と佐藤輝が打線を引っ張っていかないと、連覇は厳しい。恐らく、コーチはかなり怒られているのでは…。前回の監督時代はそうでしたから。でも、今は岡田監督も丸くなった、と関係者を通じて聞きました。選手も若いし、どうすれば、彼らの実力を引き出せるか。岡田監督の頭の中は、そのことでいっぱいのはずです。 実は、みずほペイペイドームでのソフトバンク戦を見に行く計画もありましたが、ちょっと体調を崩してしまって…。高校野球の夏の県大会(29日開幕)も近いし、いけませんでした。母校の監督をやって今年で6年目。春の県大会で4位になり、夏はダークホース的な存在。岡田監督に「監督として甲子園に行きます」と、いい報告ができればと思っています。 次は阪神の監督通算勝利数でトップの514勝(藤本定義監督)まであと2勝に迫っていますが、もちろん通過点。日本シリーズは阪神とソフトバンクが対決するのを楽しみにしています。