矢口真里 モー娘。時代に共演して驚かされた「天才タレント」は… 「波瀾万丈の人生だけど、はい上がってきた」
モーニング娘。OGでタレントの矢口真里(41)は5歳と3歳の男児を育てる2児の母として、仕事と子育てを両立させながら多忙な生活を送っている。インタビューの【後編】では、共演して印象に残っているタレント、子育てで心掛けていること、SNSとの向き合い方などについて明かしてくれた。 【写真】夢は2世帯住宅を建てることと語る矢口真里さんの写真はこちら! 〈前編〉矢口真里 モー娘。メンバーで歌唱力に衝撃を受けたのは… 「ハモリを任されてばかりで正直悔しかった」 から続く ――矢口さんはバラエティー番組を中心に芸能界で長年活躍されています。印象に残った共演者はいますか。 モーニング娘。のメンバーとして「ミュージックステーション」(テレビ朝日系の音楽番組)に出たときは、子供のときからテレビで見ていたSMAPさん、安室奈美恵さんが目の前にいてオーラがすごかったです。テレビで活躍されている方はみなさん輝いていますよね。たくさんいますけど、「やぐちひとり」(テレビ朝日系のバラエティー番組)で共演させていただいた劇団ひとりさんは強烈でしたね。 ■天才だと思います 2004年に番組がスタートしたとき、ひとりさんはまだそこまで有名ではなかったんです。でも、ひとりさんがスタッフと企画を練って台本にしていた内容が斬新で。「段ボールで車を作ろう」「日本酒の利き酒当てるまで帰れません」「100円ショップで集めたものでキャンプしよう」とか。YouTubeで今やっているような企画を20年前に先駆けてやっていました。思いつかない発想ばかりで才能がすごい。ひとりさんは天才だと思います。企画力だけでなく、演技もうまいし、好感度も高い。立派にお父さんもしているし、欠点が見つからない。「何だこの人は」って思います(笑)。ひとりさんと共演してたくさん学んで、バラエティー番組でやっていける自信がつきました。ひとりさんとは今でも仲良しなんですよ。
――矢口さんは最近、パチンコや競馬などギャンブル系の番組に出演されていますよね。 20代前半のときにパチンコにハマった時期があって、お休みの日は朝から店の前に並んでいました。でもお母さんになってからは子育てが忙しいのでまったく行かなくなって。パチンコ、競馬のお仕事に呼んでいただけるのが楽しみになっています(笑)。勝負師で負けず嫌いなところがあるんですけど、自腹でやるのでギャンブルは事前に決めた金額の中で楽しんでいます。 ■「辻3人説」 ――子育てで忙しい中、リフレッシュの時間になっているんですかね。 そうですね、私は仕事で心のバランスをとっている感覚です。2人の息子はめちゃめちゃかわいくて。ヤンチャで「何時に寝るの?」って思うぐらい元気なんです(笑)。ただ育児は本当に大変で。家に持ち帰ってやりたい仕事があるけど、寝かしつけたらそのまま寝るのが日常でした。育児だけしたら気持ちが切れちゃいそうになると感じ、仕事で出かけるときは夫や両親に子供の面倒を見てもらっています。私は恵まれている環境にいますね。周りに頼れず子育てをしているお母さんはたくさんいますから。モーニング娘。で一緒に活動していた辻(希美)ちゃんは4人の子供を育てながら仕事をしていますしね。テレビに出て、YouTubeもやって、プロデュース業もやって、子育ても家事もこなして……。私は「辻3人説」を挙げているんです(笑)。私なら絶対できないし、超人レベルです。