神戸港にマリーナ整備 大型艇「スーパーヨット」に特化
神戸市は、神戸港・新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業について、ジーライオンを代表企業とする企業連合体を優先交渉権者とすることを決定した。大型艇を中心とするマリーナ等を整備する。2027年春頃の開業を目指す。 【この記事に関する別の画像を見る】 場所は神戸市中央区新港町100番地先で、面積は約6.4ha(事業用水域約5.4ha、事業用地約1.0ha)。隣接地では新アリーナ「ジーライオンアリーナ神戸」が、'25年4月に開業する予定となっている。 提案の内容は、日本初のスーパーヨットと呼ばれる大型艇に特化した、民設民営のマリーナ。オーナーバースは75~130ft・約20艇、ビジターバースは75~200ft・約10艇。ヨットを借景とする緑地空間にはレストランやクラブハウスなどを配置する。 また、同マリーナを拠点とした「せとうちクルージング・ネットワーク」を構築する計画が盛り込まれており、国際ボートショー、SUPやシーカヤック、船上ブライダルなどのイベントを開催するとしている。 神戸市ではマリーナ整備について、新港第1突堤と第2突堤間の水域と水域周囲の緑地を一体の空間として活用し、都市のブランド価値を高め、賑わい創出の効果を生み出すことを目指している。 選定では、大型艇に特化したマリーナとして神戸の都市ブランド価値を高めるとともに、周辺施設との連携による相乗効果や同マリーナを玄関口として、“せとうちエリア”への展開など地域経済の活性化に貢献することが期待できる点が評価された。 事業期間は30年。スケジュールは'25~26年の設計・工事(部分開業)、'27年春頃の開業を計画している。 企業連合体への参画企業は、ジーライオン(代表企業)、クリエイション、瀬戸内ブランドコーポレーション、SYLジャパン、Horizon Yacht、SYL MONACO、Plan・Do・See。
Impress Watch,加藤綾