俳優・間宮祥太朗さん インタビュー あふれる情熱と俯瞰力が導く場所
エランドール新人賞を受賞した主演ドラマ『ナンバMG5』に続き、2023年は映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』で稀咲鉄太を怪演、主演ドラマ『真夏のシンデレラ』では“王子感”あふれるエリートサラリーマン役を好演するなど、その圧倒的な存在感と、確かな演技力で活躍する間宮祥太朗さん。 【写真を見る】年を重ねるごとに、唯一無二の存在感を放つ間宮祥太朗 1月12日公開の最新出演映画『ある閉ざされた雪の山荘で』では、劇団「水滸」の看板役者である本多雄一を演じています。with digitalでは全2回にわたって間宮さんにインタビュー。作品への取り組みから同世代の共演者への思い、芝居への考え方までお伺いしました。
10代からの役者仲間との再共演は感慨深かった
日本を代表するミステリー作家・東野圭吾の“幻の名作”と呼ばれる1992年の作品を映画化!映画『ある閉ざされた雪の山荘で』は新作舞台の主役の座をめぐる「オーディション」と称し、孤立した山荘に集められた男女7名が殺人劇に巻き込まれる、というストーリー。間宮さんをはじめ、主演の重岡大毅さん、中条あやみさん、岡山天音さん、西野七瀬さん、堀田真由さん、戸塚純貴さん、森川葵さんといった今をときめく俳優陣による密室劇、とあってその豪華さも話題に。 ――映画『ある閉ざされた雪の山荘で』では、重岡さんとは初共演ながら、映画のプロモーションイベントなどではすっかり打ち解けた様子を見せていましたね。みなさんとの共演はいかがでしたか。 間宮祥太朗(以下間宮) この作品には、過去にもお仕事をご一緒させていただいたプロデューサーにお声がけいただいたこと、映画『溺れるナイフ』を観た時にすごくいいなと思って、「いつか一緒にやってみたいな」と思っていた重岡大毅さんが主演ということで、出演させていただきました。 シゲは、最初に感じた印象通りの気持ちのいい人でしたね。『溺れるナイフ』とは違うのですが、音楽番組でパフォーマンスしている姿を見ても、人を楽しませることや、そのためにやっていることが本当に楽しいんだ、ということが全身から伝わってくる方で……。その印象が実際に会ったときも地続きで、やっぱりいいな、面白いなと思いました。 シゲと西野さんだけは初めてでしたが、他はだいたい知っていて。それこそ10代とか、20代前半からの仲なので懐かしさも感じましたし、それぞれがキャリアを積んで、こうしてまた集まれたことを感慨深く感じました。ただ、純貴がずっとゴルフのスウィングの練習みたいなことをしていて……そこは大人になったというか、歳とったなと思いました(笑)。 ーー(笑)。久々に一緒に仕事をしてみて感じたことや、新たに発見したことはありますか。 間宮 役どころもありますが、それぞれが綿密に役と向き合っていると感じました。新しい面を見たというよりは、もともと持っている部分がより深くなっている感じかもしれませんね。一番意外だったのは西野さんです。静かなイメージがあったんですけど、関西出身ならではというか。みんなで話していると、ときどきボソッと刺すようなツッコミを入れるんですよ。それも面白かったです(笑)。