トランプ氏の優先政策、5月までに法案可決させる-米下院議長
(ブルームバーグ): ジョンソン米下院議長は、トランプ次期大統領の一連の優先課題に取り組む野心的な法案を4月中に下院で採決する方針だと言明した。5日のFOXニュースの番組での発言。
ジョンソン議長は、上院では単純過半数である51票の賛成で可決できる財政調整プロセスを共和党は使うとの見方を示した。その場合、上院で多数派を占める共和党は民主党の票がなくても法案を通すことが可能だ。
ジョンソン氏によれば、主要法案には、不法移民大量送還を実現するための資金を含む国境警備、2017年トランプ減税の延長、連邦債務上限の引き上げまたは撤廃、連邦規制の削減、「ディープ・ステートの解体」を含む。
こうした包括的法案はトランプ次期大統領が「間違いなく5月まで」には署名できるようになると、ジョンソン氏は述べた。
ただ共和党内では、トランプ次期政権初期の優先法案を1本にまとめるか、2つ以上の法案に分けるかで意見が分かれている。
同じ番組に出演したリンゼー・グラム上院議員は、多くの異なる要素を1つの法案に詰め込むことに異議を唱え、まずは国境警備だけを対象にすべきだと主張。「私はチームプレーヤーであろうと務めるが、米国民にはトランプ氏の国境計画を実行することが第一の仕事だと伝えたい」と語った。
原題:Johnson Says Trump’s Major Legislative Agenda Will Pass by May(抜粋)
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Wendy Benjaminson