「我が家の味」がなくなる? ある人は約1割 背景は?
日テレNEWS NNN
各家庭でそれぞれ、子どもの頃から食べてきた「我が家の味」。今、そんな「我が家の味」に変化があるといいます。年々それを感じる人が減っているというのです。 ◇ カラっと揚げたコロッケに肉汁がしたたる焼き鳥。都内にあるスーパー「BLANDEオリナス錦糸町店」に並んでいたのは、和食や洋食などのお総菜です。その数、約450種類。店内で手作りしたお弁当をまるごと冷凍し、解凍すればすぐに食べられるお弁当もあります。 買い物客(40代) 「いつもご飯の献立とか考えるのすごく大変なんですよ」 買い物客(30代) 「仕事をしているんですけど、その時はちょっと買って時短で済ませたり、子どもがいるので助かります」
こうした中、食卓をめぐる驚きのデータが明らかになりました。食生活を調査する会社が今年行ったアンケートで、お父さん、お母さんなどが作る「『我が家の味』がある」と回答した人は、約1割にとどまることがわかったのです。 背景には、買い物や料理に割く時間が限られていることや、物価高のため、これまで購入していた食材が買いづらくなっていることが考えられるといいます。 そこで、みなさんに我が家の「家庭の味」があるか聞きました。 家庭の味“あり”(30代) 「納豆チャーハン、『なっちゃん』って我が家では呼んでいる定番メニューがあって、物心ついた時から日曜の朝ごはんの定番。納豆とちりめんを入れたチャーハン、それがもうずっと我が家の味」 家庭の味“あり”(20代) 「ギョーザですね。1から作ります、肉買ってきて、野菜買ってきてタネから作る。それぞれ味が、味がやっぱり家庭の味で形もいびつになるので手作り感、楽しくおいしく食べられる」 ただ、その「家庭の味」を将来作るかと聞いてみると… 家庭の味“あり”(20代) 「難しい…同じものは作れない」 家庭の味“あり”(20代) 「冷凍とかデリバリーもおいしいので」 家庭の味を自分で作ろうとは思わないという声も聞かれました。