相変わらずの「えげつなさ」を示した大谷翔平の”1号”圧巻アーチ 今季の大爆発を予感させる理由とは
ドジャース大谷翔平は2月27日(日本時間28日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックス戦に「2番・DH」で先発出場。オープン戦初出場で新天地初アーチを放った。 【動画】今年も健在!大谷のオープン戦1号、圧巻アーチ ドジャーブルーのユニホームに身を包み、やや緊張した面持ちを見せた大谷が圧巻のパフォーマンスを見せたのは3点を追う、5回二死二塁で迎えた第3打席だった。 フルカウントから相手右腕ドミニク・レオーネの95マイル(約153キロ)直球を捉えると、やや詰まりながらも打球はぐんぐんと伸びて左翼席に飛び込んだ。これが”移籍1号”、大観衆が見守る中、名刺代わりの一発にスタジアムを訪れたファンも総立ち、興奮が収まらなかった。 これが188日ぶりの本塁打、昨年行った右ひじの手術から復帰を目指す中で、今季のパフォーマンスを心配する声も一部にありながら、順調な回復ぶりを示すアーチともなった。 2023シーズンはエンゼルスで44本塁打をマーク、日本人選手としては初の本塁打王に輝いた。 野手に専念するシーズンとなることが予想される中、果たしてどれだけのパフォーマンスを残すか、期待が高まる中、この日の一発はシーズンでの大爆発をも予感させた。 2ランを放った場面、レオーネの153キロ速球に差し込まれながらも打球はぐんぐんと伸びてスタンドイン、しかもきっちりと逆方向に飛ばすなど、相変わらずの破壊力、「えげつなさ」を見せた。 大谷自身もこの2ランに関して、打球が上がりすぎたかなと懸念したというが、しっかり押し込めるあたりに昨シーズン同様、たぐいまれなるパワーを感じさせる一発ともなった。 ダイヤモンドを1周後は同僚のフレディ・フリーマンに祝福されるなどほっこりさせるシーンもあった。ドジャーブルーに身を包み”超進化”を続ける大谷から今季も目が離せそうにない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]