日本の国歌斉唱中にブーイング、PKをレーザーポインターで妨害。森保監督が苦言呈したバーレーン・サポの愚行を海外大手通信社は断罪「身体的ダメージ与えかねない」
危険なラフプレーに元代表OBも厳しく言及「蹴ってましたね」
後半開始早々の46分、バーレーンのロングボールをDF板倉滉がヘディングでクリアすると、こぼれ球に反応した鎌田大地がボールを収めようとした瞬間、相手の右足が鎌田の臀部を直撃。28歳のMFは苦悶の表情を浮かべた。一歩間違えればケガにつながりかねない危険なプレーに起き上がった鎌田は、そのまま蹴りを見舞った相手の方へ歩みを進め、怒りを露わにしたほど。このプレーに解説を務めていた元日本代表の小野伸二氏は「蹴ってましたね」と苦笑い。「あの光景はなかなかないです。ヘディングに行くとかではなく、足元にボールもなかったですから」と厳しく言及した。 他にも点差が開いたことで集中力が途切れたのか、右サイドの伊東がドリブル突破すると、後ろからはさみ込むようにスライディングで削りに行くなど、日本は相手のラフプレーの被害に遭った。 W杯の出場権を争うなかで起きたバーレーンの蛮行には、海外メディアも苦言を呈している。フランスのパリに拠点を置く世界的な国際通信社『AFP』は「日本のハジメ・モリヤス監督は、W杯最終予選の試合中にレーザーポインターで選手の集中力を妨げたり、日本の国歌斉唱の時にブーイングを浴びせたバーレーンのファンを激しく非難した」と報道。一部サポーターの暴走に眉をひそめた。 同メディアは森保監督が試合後の会見で、「今日の試合で国歌斉唱中に起きたブーイングや、選手たちに身体的ダメージを与えかねない妨害行為が終息することを望んでいる」というコメントを紹介したうえで、緑色のレーザー光線を向けた行為と国歌へのブーイングを問題視。森保監督の「ファンもバーレーンチームと同じようにフェアに戦ってほしい」という意見に同調した。 試合を視聴した日本のサポーターにとっては不愉快な場面が多々あったバーレーン戦。それでもサムライブルーの選手たちは何が起きてもブレない鋼のメンタルで乗り切り、ケガ人も出さず、過酷なアウェーの地でアジア随一の強さを発揮した。 構成●THE DIGEST編集部
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