2万3千羽の殺処分完了 鹿児島、鳥インフル
鹿児島県は4日、高病原性が疑われる鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認された同県出水市の養鶏場で、約2万3千羽の殺処分を完了したと発表した。処分した鶏の焼却や、鶏舎の消毒などの防疫措置も数日で終える見通し。国が今後、高病原性かどうかの確定作業を進める。 県は、養鶏場の半径10キロ圏内の83農場で飼育されている約485万羽の移動や搬出を制限。 2日に地元農協を通じて死んだ鶏が増えていると通報があり、簡易検査で13羽中3羽が陽性となっていた。遺伝子検査で陽性が判明し、3日から殺処分を進めていた。 国内の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されるのは今季4例目。