【プロジェクトリーダー佐原伸一氏インタビュー】スズキがGSX-R1000Rでレースに帰ってくる!!! サステナブル素材と合成燃料で鈴鹿8耐に挑む!!
ヨシムラジャパンの新社長にも聞いた!
ヨシムラジャパンの新社長になったばかりの加藤陽平さんも発表会場にいらしたので、合わせてお話を伺っている。 >>>吉村不二雄さんから継承し、新たにヨシムラジャパンの代表取締役社長となった加藤陽平さん。 「マシンは昨年ヨシムラがEWCで走らせたものがベースで、スズキさんがカーボンニュートラル対応をしていくとうい分担になります。我々としては、スズキさんがやるというならエンジンでもハイブリッドでも水素でも一緒にやろうという気持ちでいました。再生素材だからどうのこうのということはなく、あるものの性能を最大限に引き出していくのが我々の仕事です。 今回のプロジェクトは、今年の8耐で勝とうとかそういうものではなく、サステナブルアイテムを使っていかに性能や効率を向上していくかというチャレンジです。(スズキはMotoGPを撤退したが)こうしたカテゴリーで先駆者になるということは、性能がどうしても今のところは純ガソリンエンジンに敵わない中、『10位にも入れなかったね』と言われてしまうようなことを覚悟しなきゃいけない。そこを踏み切ってチャレンジしていこうというスズキさんの姿勢を私は高く評価しています。もちろん、『8時間でいいの? 24時間とか、もっと高い壁を目指しましょうよ!』と発破をかけながら(笑)。 今年はまず鈴鹿8耐ですが、これは第一歩にすぎません。ヨシムラジャパンとして自分たちの赤いマシンを走らせ、スズキさんの青いマシンに協力する──。今年は忙しくなりそうです」 そんなふうに、嬉しそうに語ってくれた加藤陽平さんだった。 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。