時価総額でソニーGを上回った日立製作所 生成AIや防衛関連など好調 海外展開中の鉄道事業も売り上げ1兆円に乗せる勢い
【うまちゃんの財ザク!】 日本時間5日午後9時半ごろ、米国の6月の雇用統計が発表されます。よくない数字も予想されています。 新興国がドル高で苦しんでいても、米国の金利が高いので利下げできない状態。米国国内のためにも、日本を含めた世界のほかの国々のためにも、米国はそろそろ利下げに向かってほしいですね。政策金利の決定に大きな影響を及ぼす雇用統計の数字に注目してください。 東京株式市場が2024年上半期の取引を終えた6月28日、東証株価指数(TOPIX)が3月に付けた34年ぶりの高値を上回る場面がありました。日本株、強いです。このまま後半の相場に入り、お盆にかけて発表される企業業績の上振れ、上方修正に期待が高まっています。 日経平均株価を構成する225銘柄の上半期の値上がり率で日立製作所や三菱重工業が上位に入りました。日立は時価総額が27日の終値ベースで16兆9420億円となり、ソニーグループの16兆8938億円を約9年ぶりに上回りました。 生成AI向けのデータセンター建設やAI導入支援、好調な送配電事業、次世代の超高速計算機「量子コンピューター」の実用化支援などに加え、防衛関連も強いです。さらに海外展開も好調の鉄道事業も売上高年間1兆円規模に乗せる勢い。いろんな分野で光っています。まさに右肩上がり。王道中の王道はやっぱり強いです。 また、医療データをAIで解析するサービスのたち上げを発表したソフトバンクグループも値を戻してきています。医療とAIの新たな融合について、孫正義会長兼社長はかなり自信ありげに語っていました。こういうことも刺激材料です。 あと、注目しているのが、私が育った滋賀県でスーパーマーケットを展開する平和堂と、同じく滋賀の光情報通信の関連部品メーカー・湖北工業。平和堂は業績もよく、自社株買い実施の発表が株価を刺激しています。 湖北工業はイスラエルのレーザーモジュール開発会社に出資すると発表、好材料視されました。湖北工業が持つ特殊光ファイバー関連技術との融合が期待されています。 もうひとつ、鉄道、道路用信号と産業用電源装置の大手で、海外にも展開中の京三製作所も注目です。