あえて「何もない」フィアット「デュカト」で自分だけのキャンピングカーを作ろう! DIY派が喜ぶ断熱・防振済みの車内とは?
車内をどうするかはあなた次第! スケルトンのデュカト
2024年7月20日~21日に開催された「東京キャンピングカーショー2024」の会場には、数多くのキャンピングカーが集結しました。フィアット「デュカト」をベースとしたモデルが多い中で、RVランドが初披露したのは、家具など何も搭載していない内装レス状態の「デュカト ベースバン」でした。どんな使い方を想定しているのか聞いてみました。 【画像】車内は天井まですべて板張り! DIY仕様の「デュカト ベースバン」を見る(10枚)
あえて何も搭載しないDIYに嬉しいベースバン
現在キャンピングカーのベース車両として世界的に大きなシェアを持っているのがフィアット「デュカト」だろう。大きな車体と最新のディーゼルターボエンジンで、快適な移動が可能。また高さや長さが数種類設定されているので、ベース車両としても選びやすいというメリットがあるのだ。東京キャンピングカーショーでも会場を見渡すと、大型キャンピングカーのほとんどがデュカトベースとなっており、まさに独壇場といった感じだ。 今回はそんなデュカトの中でもかなり変わった車両を紹介しよう。展示車両の中を見るとまさかのカラッポ。何もないのだ。そう、この車両はフィアット デュカトの正規販売代理店であるRVランドが展示していた、その名も「デュカト ベースバン(DUCATO BASE VAN)」。気になる詳細を聞いてみた。
パネルバンをベースに面倒な断熱処理のみ施工済み
デュカト ベースバンのコンセプトは、「無限の拡張性を楽しむバン」。既存のキャンピングカーでは不満という人がDIYで自分だけの1台を作るためのにスケルトンになっているのだ。豪華装備を競い合うキャンピングカーショーで、何も入っていない車内は逆に目立っていた。 とはいえ、パネルバン状態のまま販売するのではなく、断熱材を入れ、フロアだけでなく壁面、天井も全て板張りとすることで凹凸をなくしてフルフラット化し、これにラッシュベルトなどを固定できるエアラインレールを埋め込んであるのだ。 この状態でバイクのような大きなものを運ぶのにも便利だし、家具を設置して自分だけのキャンピングカーを作ることも可能。リモートワーク用のモバイルオフィスにすることもできる。まさに可能性は無限大というわけだ。
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