勢いよく落ちる冷水に打たれる「滝修行」見たことはあっても、体験したことのある人は少ないだろう。一体、どんな理由で寒い冬に滝に打たれているのか興味があるところだ。 そこで、参加している人々に聞いてみることにした。 向かったのは、神奈川県にある「夕日の滝」だ。23メートルの高さから容赦なく打ち付ける水。それでも、1年で最も滝行の参加者が多いのは冬だそう。私たちが取材した滝行では、指導員がついて安全管理をした上で滝行にのぞんでいた。参加料金は初回で1人9000円。参加する理由は人それぞれだ。 雨の中、参加した今年で3回目という男性は、お医者さんだった。「新年の目標を表明したい」と思ったという。護摩木（ごまぎ）に願い事を書いて焚き上げる儀式を終えると、他の参加者が空手着の中、「赤ふん一丁」で滝の中へ入っていった。激しい水流に打たれながら叫んだ願い事とは？ そして、ある若い男性は滝行を終えるとなぜか「消えました！」と話してくれた。消えた、とはどういうことなのだろう。そこには、若き日ならではの理由があった。 さらに、グループで参加している人たちも。男性の7人組は「推し活」で来たのだという。なんでも、応援しているアイドルグループのヒット祈願で滝に打たれるそうだ。ところが、一人だけ別の目的で来ている19歳の学生がいた。実は彼、今後の進退に関わる大きな岐路に立っていたのだ。 他にも、「過去の自分を捨てたい」と滝に打たれる女性など様々な人間模様が見えてきた。 そんな中、妻を帯同して滝行に来ていた男性と出会った。実はこの人、大きな声では言えない「ある秘密」のため滝に打たれに来ていたのであった。それは… ※詳しくは動画をご覧ください。(2024年2月26日放送「news every.」より)