【陸上】ブダペスト代表の加世田梨花「全力を尽くして後悔ないように」/名古屋ウィメンズマラソン
◇名古屋ウィメンズマラソン2024(3月10日/愛知・バンテリンドーム ナゴヤ発着) パリ五輪マラソン代表最後の1人が決まる!名古屋ウィメンズマラソンに鈴木亜由子、安藤友香、加世田梨花らが挑む JMCシリーズGSの名古屋ウィメンズマラソン2024を2日後に控えた3月8日、愛知県名古屋市で招待選手記者会見が行われた。 パリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)の最終戦。女子は大阪国際女子マラソンで前田穂南(天満屋)が出した日本記録2時間18分59秒を切って日本人最上位になればパリ五輪マラソン代表、最後の1枠を手にする。 昨年のブダペスト世界選手権代表の加世田梨花(ダイハツ)は、「パリ五輪のマラソン代表はこれが最後の挑戦。学生の頃から目標にしてきました。全力を尽くして後悔のないようにし、全力を出し切ったと言えるようにしたい」と意気込みを語る。 千葉・成田高、名城大と、小柄ながら持ち前の負けん気と積極性で世代トップランナーとして走ってきた。ダイハツでは先輩の松田瑞生の背中を追いかけて成長。22年ベルリンで2時間21分55秒をマークし、ブダペスト世界選手権には松田と一緒に日の丸を背負った。 しかし、昨年のMGCは4位となり、呆然と立ち尽くした。「設定記録を突破してパリ五輪の最後の1枠を勝ち取る目標。そのためにタイムを出せるようなペースで練習してきました」と言う。 これまで「過去4回はラストで脚が止まることが多かった」と課題を挙げ、「後半も力強く走れるようにトレーニングしてきた」と語る。 「大学4年間を過ごした名古屋で最後の挑戦ができるもうれしいです」。支えてくれる人たち、そしてあこがれてきた先輩の思いも胸に第二の故郷で爆走する。 レースはバンテリンドーム ナゴヤ発着で、9時10分にスタート。東海テレビ製作のもと、フジテレビ系列で9時から生中継される。
月陸編集部