ノーベル平和賞決定後初 被団協・箕牧智之さんが生徒に被爆証言「被爆者が生きているうちに核廃絶を」
広島ニュースTSS
今年のノーベル平和賞に決まった日本被団協の代表委員を務める箕牧智之さんが山口県の中学校で被爆証言を行いました。 山口県山陽小野田市の竜王中学校で開かれた「平和のつどい」には、全校生徒およそ200人が出席しました。 箕牧さんは、原爆投下直後に父親を探して広島市内に入り、目にした当時の惨状などを証言。また、現在のウクライナ情勢などに触れ、戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えました。 【日本被団協 代表委員・箕牧智之さん】 「被爆者が生きているうちに核兵器をなくしてください。今、生きている被爆者10万4000人の訴えです」 【中学生は】 「原爆の恐ろしさや戦争の暮らしの大変さを改めて学べたので、もっといろんな人に知ってもらえたらいいなと思いました」 箕牧さんは2021年に亡くなった坪井直さんの後を継いで、毎年、山陽小野田市内の学校で証言活動を行っていて、31日はノーベル賞受賞が決まってから初めての証言活動でした。
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