「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ～解放の刻来たれり～」より

一緒に暮らすインコとのエピソードを中心に、SNSで漫画を発信しているえるぽぴ( @lpo_on )さん。実は幼少期からオタク気質で、包帯や眼帯をつけて登校したり、難読ハンドルネームを授業中に考えたり、教室でアニメダンスを踊ったりしていたという。 【漫画】本編を読む 「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ～解放の刻来たれり～」は、そんなえるぽぴさんの「黒歴史」がたくさん詰まったコミックエッセイ。 本記事は「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ～解放の刻来たれり～」から一部抜粋・編集してご紹介。今回は、初めて売り手として参加した「同人即売会」の思い出。用意していた同人誌がすべて完売。あっというまの同人即売会だったが、帰り道には気を付けてほしい危険なポイントあるそうで…？ ■帰る途中で紙袋が破れたら、人権が失われるので気を付けて…！ イベントで購入した戦利品は、紙袋に入れて持ち帰るのが基本です。同人即売会ではつい財布のヒモが緩んでしまい大量の戦利品とともに帰宅する人も少なくないですが、帰り道で紙袋が破れ、公共の場に同人誌をばら撒く悲劇もたびたび報告されています。私はありません。が、想像するだけで恐ろしいです…………！ 絵を描くだけでなく、コスプレも嗜んでいる私ですが、コスプレは華やかな見た目に反して「ウィッグで締め付けられるこめかみ」「動きにくい衣装」「明日来ることが確定している筋肉痛」など、苦労がつきもの。こんなにも大変なのにハマってしまうのは、自分が好きなキャラになっているという高揚感や周りの人との交流、お気に入りの一枚を撮るために試行錯誤している楽しい時間が絶え間なく続いてる感覚が、本当に癖になるからだと思います…！ 平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。 取材・文＝石川知京