中国代表監督は何者?サッカー日本代表と今夜対戦。アジアを熟知する名将【FIFAワールドカップ26アジア最終予選】
サッカー中国代表は9月5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)第1節でサッカー日本代表と対戦する。アジア最終予選の初戦で激突する中国代表を率いる指揮官はどんな人物で、これまでの成績はどんなものだったのだろうか。今回は、同チームの監督を紹介する。 【画像】サッカー日本代表、中国戦の予想フォーメーション 中国代表を指揮するのはクロアチア出身のブランコ・イバンコビッチ監督だ。これまでイラン代表や中国の山東泰山、サウジアラビアのアル・イテファクやアル・アハリ、オマーン代表などを率いており、実績もある監督でアジアを熟知していると言っても過言ではない。 監督として最初のタイトルを獲得したのは2002年のアジア競技大会。U-23イラン代表を率い、決勝戦では日本を2-1で下して優勝に導いた。その後、イラン代表では2004年の西アジアサッカー選手権を制覇。それだけではなく、母国クロアチアのディナモ・ザグレブでもリーグ優勝2回、山東泰山でも1度のリーグ制覇も誇る。クロアチアでは2007年と2008年、中国では2010年に年間最優秀監督を受賞し、これまでアジアや欧州でも実績を残してきた名将だ。 イバンコビッチ監督がオマーン代表を率いていた時に日本に勝利したことがある。それは2021年9月2日に行われた試合。舞台は同じくW杯のアジア最終予選の初戦だ。オマーンは終盤のイサム・アブダラ・アルサビのゴールで日本に勝利となった。結果的には日本がカタールへの切符を掴んだが、この敗戦はアジア最終予選で苦戦を強いられるようになった1つの要因と言ってもいいだろう。 今年1月のAFCアジアカップでオマーンを率いていたイバンコビッチ監督だったが、グループリーグで1勝もできず。同大会敗退後に退任し、同年2月に中国代表の指揮官に就任した。 中国代表としての初陣となった3月のアジア2次予選のアウェイでのシンガポール代表戦では、2-2のドロー。続くホームでのシンガポール戦では、4-1で初勝利となった。2次予選の最終節である韓国代表戦では、0-1の敗北を喫するも、最後まで韓国代表を苦戦させた。韓国は中国の引いて守る守備に攻めあぐねていた。日本戦でも引いて守ることが予想され、これを攻略するのは中々厳しい。 イバンコビッチ監督が採用する基本フォーメーションは中盤ダイヤモンド型の4-4-2。だが、韓国戦ではダブルボランチを採用しており、中盤の形を変えてくることもある。日本戦でも何か手を打ってくることだろう。アジアを知り尽くす名将が日本をどう攻略しようとするのか。
フットボールチャンネル編集部