かつての輝きは…?オフに戦力外となった大物(2)ノンテンダー戦士は”復権”か
プロ野球の世界では、毎年ドラフト会議によって晴れてプロ入りを勝ち取る選手がいる。その一方、現役引退や戦力外通告などで球界を去る選手も存在する。特に昨オフは、輝かしい実績を誇る選手も、多く非情宣告を受けることとなった。そこで今回は、戦力外となった大物選手を紹介したい。
西川遥輝
・投打:右投左打 ・身長/体重:181cm/79kg ・生年月日:1992年4月16日 ・経歴:智弁和歌山高 ・ドラフト:2010年ドラフト2位 西川遥輝は2021年オフのノンテンダーFAに続き、野球人生で2度目の岐路に立っていた。 2010年ドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに入団。高卒4年目の2014年にレギュラーの座を奪取すると、143試合出場で打率.265、43盗塁をマークし、盗塁王に輝いた。 2016年にはリードオフマン賭して君臨し、打率.314、5本塁打、43打点、41盗塁の好成績でベストナインを受賞。翌2017年から4年連続でゴールデングラブ賞を獲得するなど、走攻守でチームを牽引した。 しかし、2021年は自身4度目の盗塁王(24個)を戴冠するも、打率.233と低迷。同年オフには自由契約が言い渡された。 その後、東北楽天ゴールデンイーグルスに加入。移籍初年度は好調な滑り出しを見せたが、シーズン後半にかけて失速。昨季も35試合出場で打率.181と寂しい数字に終わり、オフに戦力外通告を受けた。 去就に注目が集まったが、新天地は東京ヤクルトスワローズに決定。今季はレギュラー格として出場を続けており、復活を印象付けている。
ベースボールチャンネル編集部