「やっぱり優勝したい」 渋野日向子は2025年へすでに始動
渋野日向子が3日、都内で開催された契約メーカーのイベント「CLUB PING presents ファン感謝DAY 2024」に参加した。 【画像】渋野日向子 今季最後は“いい笑顔”で終えた 例年とは異なる屋内の開催でファンと触れ合い、「1年に一回ですし、すごく楽しい一日でした」と笑顔で話した。特技の習字を披露するコーナーでは、お題である「感謝」の漢字をど忘れするハプニングも。ピンがメジャー優勝した契約選手に贈呈している純金のパターヘッドも受け取った。「メッチャクチャ重たかった。ちょっと衝撃でした。(すごすぎて)どうすりゃあいいのかも分からんです」と笑顔で、キャリアを大きく変えた5年前の1勝をかみしめた。
今季米ツアーでは6月「全米女子オープン」で優勝争いを演じて2位。同月「KPMG全米女子プロ選手権」でも7位に入ってシード返り咲きを果たすなどメジャーで存在感を見せながら、ポイントランキング上位60人による最終戦進出を逃した。 シーズンを振り返れば、「それ(トップ10入りしたメジャー2試合)以外が残念な結果だった。最終戦も出られず悔しい気持ちもありましたけど、去年とかおととしの終わりごろのゴルフの調子とか自分の心の中を考えたら、いままでの米ツアーでは一番、清々しかったのかな」といろんな感情が入り混じる。その上で「やっぱり優勝したい気持ちがある。それだけの準備をしていかないといけない。1年を通して安定したゴルフができるように」と口にした。
「ドライバーからパターまで、全クラブ頑張らないといけない。気持ちよく振れるショット、パットを増やしたい。いろんな邪念が入った状態で打つことが多かった。それを減らしていければ」。そのために予定しているオフの合宿を前に、すでに始動しているという。「トレーニングもかなり始めている。去年、今年と身体を壊すことも多かった。身体づくりから、イチからやらないといけない」と力を込める。
「気持ちよく振る」というポイントに関しては、全米女子オープンとともに今季最終戦となった「アニカ driven by ゲインブリッジ」も3日目まで結果以上に手応えを感じるラウンドだったという。「それがもっと増えてほしいし、まずはいい感覚を忘れないようにしたい」。スイッチを切ることなく、新たなシーズンへと向かっていく。(編集部・亀山泰宏)