帝京大が史上初1部復帰即V 7年ぶり悲願に唐沢監督は目頭熱く「2部に落ちて苦しい時に応援してくれた」
「首都大学野球、帝京大3-2東海大」(11日、越谷市民球場) 今春4季ぶりに1部へ昇格した帝京大が東海大を下し、リーグ史上初となる1部復帰即の“下克上V”を飾った。2017年春以来、7年ぶり5度目の悲願だ。 【写真】完投で優勝へ導きこん身ガッツポーズの栄 エースの最速148キロ左腕・栄龍騰(さかえ・りゅうと)投手(4年、津田学園)が9回5安打2失点、11奪三振で完投勝利。「最後の打者を追い込んだ時、全身鳥肌が止まらなくて、足も震えていました」という中で最後は直球で空振り三振を奪って、自身初めての胴上げ投手となった。 打線は、初回に彦坂藍斗外野手(3年・享栄)の適時打で先制。直後に逆転を許すも、1-2の三回に内野ゴロの間に同点に追いつくと、山田一晴外野手(2年・滋賀学園)の適時打で再度勝ち越し。1点差を最後まで守り切った。 試合後、唐沢良一監督は「2部に落ちて一番苦しいときに、OB含め学校関係者が本当に応援してくれた。2部に行って気付いたこと、野球をやれるありがたみとか、環境の違いとかも学びました。上級生は(主将の)今崎を中心にまとまって、我々についてきてくれた。本当に感謝の気持ちしかない」と目頭を熱くした。