大谷翔平 チャレンジ成功で3戦連続安打も1試合3三振 ド軍は先発全員安打&2桁得点でスイープ阻止 ベッツが10年連続2桁HR
「パイレーツ7-11ドジャース」(6日、ピッツバーグ) ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場し、6打数1安打で3試合連続安打をマークするも今季ワーストタイの1試合3三振を記録した。チームは打線が爆発し、先発全員安打の11得点で同一カード3連敗を阻止した。 【動画】初回、大谷が打った打球は右翼手キャッチに見えたけど…チャレンジ成功!アウト一転右前打に 初回、先頭のベッツが左前打で出塁した。続く大谷は追い込まれながらも右手一本で右前にライナーを運んだ。これを相手右翼手がダイビングキャッチして審判の判定はアウト。ベッツもこれを見て一塁へ戻ったが、ロバーツ監督がチャレンジを申請した。 映像ではグラブに入る前に芝生上で弾んでおり、判定は安打に覆った。さらに審判の判定でベッツが一塁へ戻っていたため、無死一、二塁でゲーム再開となった。直後にフリーマンが初球を放ってあっという間に3点を先制。さらにロハスにもタイムリーが飛び出し4点を先行した。 しかし以降の大谷から快音が響くことはなかった。二回の第2打席では空振り三振に倒れ、同点に追いつかれて迎えた四回1死一、三塁の好機でも空振り三振に終わり、勝ち越すことはできなかった。 第4打席はひっかけての二ゴロ、第5打席は変化球に苦しめられての空振り三振。1試合3三振は5月25日のレッズ戦以来で、今季3度目のワーストタイ記録だ。6月に入って三振が増えてきており、前日に15号を放っていたが、まだ状態は完璧とは言いがたい模様だ。 九回1死一、二塁の第6打席では引っ張り込んだものの打球が上がらず内野ゴロで二塁封殺。併殺は阻止したが、好機で快音が響くことはなかった。 打線は同点の五回にT・ヘルナンデスのソロで勝ち越しに成功すると、K・ヘルナンデスの適時二塁打、さらにベッツがダメ押しとなる10号3ランを放った。一挙6得点を挙げ、バーンズが安打を放ったことで先発全員安打もマーク。2桁11得点でパイレーツを押し切った。 ドジャースは同一カード3連敗を阻止し、勝率6割台をキープ。ナ・リーグ西地区で首位を独走する形となっている。7日からはニューヨークへ舞台を移し、ヤンキースとの3連戦。初戦の先発マウンドには山本由伸投手が上がる予定となっている。