学校休業5月31日まで延長 埼玉県知事「関係者が準備できるよう早期に方針」
埼玉県の大野元裕知事は28日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、休業が続いている学校について、5月31日までを休業期間とすることを明らかにした。 【会見ノーカット】埼玉県が新型コロナ対策会議を開催 終了後に大野知事が会見 会見で大野知事は、政府による緊急事態宣言の期限が予定通り5月6日となるのか延長されるのか見通せないとしたうえで、休業が続いている学校については「1日も早く児童・生徒・保護者・学校関係者のみなさまが準備ができるよう可能な限り早期に方針を示す必要がある」と指摘。「県立学校の休業期間の更なる延長等の措置を講ずるよう要請したところ本日の会議で5月31日までの延長を決定していただ(いた)」と説明した。
家庭内感染に注意喚起 「自宅でも手洗い、換気を」
会見で大野知事は、「県民には海外への渡航、数名以上での会食、歓楽街に立ち寄らないことをお願いしてきた。その結果、感染経路が確認できる感染者のうち、海外渡航関係者は4月に入ってゼロ人になり、歓楽街等での感染者が減少した」と明かした。 一方で、新規感染確認者のうち家庭内感染が占める割合が大きくなっていると指摘。「発症日ベースでみると、4月前半は45%、4月後半は65%と上昇しています。家族と共に自宅で過ごす時間が多いかもしれない。自宅で過ごす場合でも手洗い、咳エチケット、部屋の換気を」と呼び掛けた。