自民党の総裁選と立憲民主党の代表選 3連休の福岡で国会議員たち動く「電話作戦」も 解散・総選挙はいつ
FBS福岡放送
自民党の総裁選挙や立憲民主党の代表選挙をめぐり、連日、論戦が交わされています。早期の解散・総選挙も取り沙汰される中、各党から立候補を予定している人たちの胸中は。
17日午後、自民党福岡県連を訪れたのは、同じ自民党の山口県連の幹部たちです。 ■自民党山口県連の幹部 「林芳正の応援をお願いするために参りました。」 総裁選に立候補している、山口県選出の林芳正官房長官への支援を呼びかけました。これに対し、福岡県連は特定の候補は支援しない方針です。 ■自民党福岡県連・松本国寬 会長代行 「福岡県連としては、取り立てて候補者を抱えている県ではございませんので、まとまって活動することはございませんが、しっかりとお気持ちは皆さんに報告します。」 自民党の総裁選には過去最多の9人が立候補していて、27日の投開票日に向け選挙戦が続いています。国会議員票367票と、党員・党友票367票をめぐって争われます。
■自民 福岡2区 小林候補の推薦人・鬼木誠 衆院議員 「もしもし、鬼木です。自民党の総裁選の件で電話しました。小林候補は当選同期なんですよ。内政・外交・防衛、どんな政策も精通していて。」 福岡2区の鬼木誠衆議院議員は、総裁選にいち早く名乗りを上げた小林鷹之・前経済安全保障担当相の推薦人に名を連ねました。3連休初日となった先週土曜日、電話をかけていたのは県内の自民党関係者たちです。小林氏への投票を呼びかける”電話作戦”を行っていました。 総裁選に力を注ぎながらも、鬼木議員には気がかりなことがありました。 ■鬼木 衆院議員 「小泉さん、石破さんは自分が総裁になったら早期解散だとおっしゃっていますので、有力な2人がそう言っているということで、選挙準備も急がなきゃなということです。」
NNNと読売新聞が行った最新の世論調査で、自民党総裁選の後、衆議院の解散・総選挙ができるだけ早く行われる方がよいと思うかという問いに、71パーセントが「思う」と答えました。 福岡市中心部などを選挙区とする福岡2区は無党派層が比較的多いとされ、選挙の度に激戦が展開されます。過去2回は鬼木議員が勝利したものの、次の選挙にも立候補予定の立憲民主党・稲富修二衆議院議員との差は、わずか8000票ほどでした。 ■鬼木 衆院議員 「やっぱり厳しいと思っていますね。 2区は本当に毎回、激戦なので。自民党への逆風もありますし、この総裁選で私が旗幟(きし)鮮明にしたことによって、離れる人というのもいるようにも見受けられますので、そこは覚悟しています。」
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