東海大相模、関東一が逆転で8強入り、青森山田は春夏連続、滋賀学園は夏初の8強進出【24年・夏甲子園10日目】
2024年の第106回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)10日目は16日、ベスト8入りがかかる3回戦4試合が行われた。 【トーナメント表】夏の甲子園 大会10日目までの結果 第1試合は、東海大相模(神奈川)が広陵(広島)を逆転の8対1で破って、ベスト8一番乗り。小笠原 慎之介投手(現・中日)を擁して優勝した2015年以来、9年ぶりとなる8強進出を決めた。中村 龍之介外野手(2年)が4安打4打点の大活躍。先発の藤田 琉生投手(3年)は6回をわずか2安打に抑えて1失点(自責0)の好投で味方の逆転を呼び込んだ。 第2試合は、関東一(東東京)が3対2で明徳義塾(高知)に逆転勝ちして、2019年以来5年ぶりの8強入りを決めた。1対2で迎えた5回に同点とすると6回に1点を勝ち越した。3番手として登板した坂井 遼投手(3年)が5イニングを3安打無失点に抑えてチームを勝利に導いた。 第3試合は、青森山田(青森)が石橋(栃木)に5対0で快勝を収め、センバツに続く春夏連続で、夏は1999年以来25年ぶりとなる8強入りを決めた。初回に4番・原田 純希内野手(3年)の2ランで先制。2回にも1点を追加し、6回、7回と1点ずつを奪って突き放した。投げては、先発の下山 大昂投手(2年)を含め3投手の継投で完封リレーを達成した。 第4試合は、滋賀学園(滋賀)が霞ヶ浦(茨城)を6対2で下し、夏甲子園初の8強進出を決めた。初回に4番の岡田 幸大内野手(3年)の右翼線への適時三塁打で1点を先制すると、3回に2点、4回にも1点を追加して序盤で主導権を握った。終わってみれば、岡田は4安打の大活躍。チームも2ケタの13安打を放ち、開幕戦から3戦連続2ケタ安打をマークした。 なお、19日予定の準々決勝で、東海大相模-関東一、青森山田-滋賀学園の対戦が決まった。